浦和が痛恨の黒星… 決勝弾の宇佐美はホームで2戦連発!

2016年06月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

不発続きだった新本拠で2戦連発!

試合後には「これからも熱い応援をお願いします」と語った宇佐美。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグ第1ステージ10節延期分のG大阪対浦和が6月15日、市立吹田サッカースタジアムで行なわれ、1-0でG大阪が勝利を収めた。

【PHOTOギャラリー】宇佐美の2戦連発でG大阪が勝利! 浦和はステージ制覇が遠のく

 前節鹿島に敗れ、自力優勝がなくなった浦和は前線の顔ぶれを入れ替え、1トップにズラタン、2シャドーに石原と李を起用。サイドには関根と駒井を先発に抜擢して、先発メンバーを大きく入れ替えてきた。

 しかし前半は、G大阪が縦への鋭さで上回る。そして8分、カウンターからアデミウソンが抜け出し、ペナルティエリアに進入。いったんキープでタメを作り、横へ流すと、後方から走り込んできた宇佐美が蹴り込み、G大阪が先制した。

 先制点で勢いに乗ったG大阪は、遠藤のポスト直撃のシュートなど、惜しいチャンスを作り続けた。

 一方の浦和は、柏木のスルーパスからチャンスを作るものの、ズラタンのシュートは味方に当たるなど良い流れを呼び込めない。

 前半は1-0でG大阪がリードして折り返す。

 後半に入り、浦和は57分に興梠、58分に武藤を投入。反撃に打って出る。しかし、興梠のスピード溢れる突破などから押し込むシーンは増えたものの、最終局面でG大阪の身体を張った守備に阻まれゴールが遠い。

 逆にG大阪は、77分に遠藤がクロスバー直撃のシュートを放つなど、虎視眈々と追加点を狙う。遠藤はこの日、シュートがポストとクロスバーに一度ずつ嫌われ、J1通算100得点はならなかった。

 終盤に入っても浦和の攻撃は停滞気味。アディショナルタイムには遠藤のクロスに興梠がフリーで合わせたが枠を捉え切れず。結局、G大阪が1-0で逃げ切り、3試合ぶりの勝利を飾った。逆転優勝を狙う浦和は、痛恨の黒星となった。
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