32歳で初の海外挑戦を控える岡本拓也へ。「一番、長い時間を過ごした」後輩が送るエール「僕も負けていられない」【湘南】

2025年01月10日 岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

ふたりの切磋琢磨は今後も続いていく

海外移籍を準備する岡本に後輩も刺激を受けている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

「海外へ行くと聞いた時は驚きました」

 1月7日、海外クラブへの移籍を前提に湘南を離れた岡本拓也を慕っていたのが、平岡大陽だ。

 平岡は21年の湘南加入以降、岡本から助言を受けてきた。同僚の畑大雅が「(平岡と岡本は)一緒によく全体トレーニング後に話したり、練習したりしている」と話すように、時間をともにする機会が多く、切磋琢磨してきた。

 先輩のチーム離脱について、平岡は寂しさを隠さない。

「拓也君は一番、先輩の中で長い時間を過ごした選手だと思う。寂しいですね。遠くに行ってしまうので、なおさら」
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 岡本は浦和ユースから2011年にトップチームに昇格し、13~14年の2年間、長崎で武者修行し、15年にレンタルバック。1年間、浦和でプレー後、16年に湘南へレンタル移籍すると、19年に完全移籍に切り替えた。

 Jリーグで酸いも甘いもかみ分け、32歳で決断した初の海外移籍。岡本の挑戦に、平岡は刺激を受けているようだ。

「凄いですよね。あの年齢でも野心を持って、新たな挑戦をする。僕も負けていられないなと思いますよ。こだわりのある人やし、環境が変わるなかでも自分を貫くはずなので、上手くいくんじゃないかと期待しています」

 最後はエールを送った平岡。チームこそ離れてしまうが、ふたりの切磋琢磨は今後も続いていくのだろう。

取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

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