プロ内定選手でも3戦連続途中出場。準々決勝で8-0圧勝の流経大柏が誇る“凄まじい選手層”【選手権】

2025年01月04日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

チームの5点目をアシスト

右SBで途中出場した松本。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

[高校選手権・準々決勝]流経大柏(千葉)8-0上田西(長野)/1月4日/フクダ電子アリーナ

 1月4日に行われた第103回全国高校サッカー選手権の準々決勝で、流経大柏が上田西と対戦。8-0で大勝を飾った。

 序盤から一方的に押し込んだ流経大柏は、前半13分に裏抜けしたFW山野春太のシュートで口火を切ると、怒涛のゴールラッシュを披露。山野、MF和田哲平、カターレ富山入団内定の亀田歩夢がいずれも2点ずつを挙げ、なんと前半だけで6ゴールを奪う。

 後半にもセットプレーとPKで2点を追加し、地力の差を見せつけた。

 驚かされるのが選手層の厚さだ。コンディションが万全ではないとはいえ、湘南ベルマーレに入団が内定しているSBの松本果成がなんと3試合連続でベンチスタートとなっているのだ。
 
 過去2試合は本職ではないFWで途中出場した松本は、右SBで先発した富樫龍暉の負傷により、この日は前半33分から得意とする右SBで途中出場。同40分に巧みなヒールパスで、チームの5点目をアシストしてみせた。
【動画】8発大勝! 流経大柏の湘南入団内定DFが華麗なヒールアシスト
 榎本雅大監督はその松本について、「フォワードで使うことが多いんですけど、前の2人が調子いいので、なかなか割って入るのが大変な感じなんです」と嬉しい悩みを吐露する。

 指揮官は「彼は今日、結構走ってたと思う。コンディションは戻ってきたかなと感じました」とも話しており、今後の起用法にも注目が集まる。

 大会前では主力ではなかった山野が4ゴールを挙げている点もしかり。凄まじい選手層である。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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