「めちゃくちゃ上手かった」相手守護神も感服! 矢板中央のU-18日本代表GK藤間オタビオ広希が披露した計り知れないポテンシャル。期待されるプロ入り、そしてその先へ【選手権】

2025年01月03日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

3回戦で上田西に敗戦

正確なフィードで攻撃の起点にもなった藤間。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

[高校選手権・3回戦]上田西(長野)2-0矢板中央(栃木)/1月2日/フクダ電子アリーナ

 1月2日に行なわれた第103回全国高校サッカー選手権の3回戦で、矢板中央が上田西と対戦。0-2で敗れ、ベスト16で大会を後にした。

 1点目の場面で、相手の鋭いシュートを弾いたところを詰められて失点したU-18日本代表のGK藤間オタビオ広希は試合後、「自分のミスで負けてしまったので、申し訳ないという気持ち。ここで下を向いていても上達に繋がらないんで、これを糧に大学サッカーを頑張りたい」と前を向いた。

 今大会の藤間は、1回戦で2年前の王者・岡山学芸館を2-1、2回戦で超高校級FW高岡伶颯を擁する日章学園を同スコアで破ったチームで、小さくない存在感を発揮。身体能力の高さを活かしたファインセーブだけでなく、安定したフィードも光った。

 本人は、「自分の中ではもっといいキックが蹴れるんで、フィールドで配給できなくて、自分(の良さを)出しきれなかった」と納得していない様子だった。
 
 だが、この試合でPKをストップし、ヒーローとなった上田西のGK牧野長太朗もこう舌を巻いていた。

「相手のキーパーはめちゃくちゃ上手かった。大きい分(187センチ)、ハイボールがとても強くて、フィードが正確で、フォワードに絶対に当てる。やっぱり日本代表はすごいなと感じました」
【動画】上田西のGKがいきなりPKストップ!矢板中央戦のハイライト
 大舞台で計り知れないポテンシャルを披露した藤間は卒業後、駒沢大学へ進学する。順調に成長すれば、その後のプロ入り、そして日本代表入りも期待されるような逸材である。

取材・文●江國森(サッカーダイ窮地ジェストWeb編集部)

【記事】「30年やって、こんな選手は初めて見た」敗戦に涙、サウサンプトンに加入する怪物FW高岡伶颯に敵将から異例の"直接激励"「対戦できてよかった」【選手権舞台裏】

【画像】高校サッカーを盛り上げる「20代目応援マネージャー」は、16歳の現役高校2年生!月島琉衣さんが笑顔で就任発表!
 

次ページ【動画】上田西のGKがいきなりPKストップ!矢板中央戦のハイライト

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事