甲府が最下位相手に9試合ぶりの勝利!佐久間監督は「もう少し魅力ある試合したいが」

2016年06月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

ワンチャンスを見逃さずセレスキーが決勝点。

甲府は後半、降格圏脱出を目指す福岡の猛攻を受けるが、橋爪(写真)ら最終ラインを中心に堅守で逃げ切った。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは6月11日、第1ステージ15節の9試合を開催。山梨中銀スタジアムで行なわれた甲府対福岡の一戦は、ホームの甲府が1-0で勝利した。

 ここ8試合勝利のない14位の甲府は、最下位の福岡をホームに迎えて是が非でも勝利が欲しい一戦。立ち上がりから堅固なブロックを形成し、隙のない守備を見せてペースを手繰り寄せる。

 そして42分、ここまで枠内シュートのなかった甲府は、福岡の一瞬の隙を突いてビリー・セレスキーが味方とのワンツーを駆使しながら攻め上がると、そのままペナルティエリア内に進入して右足のシュートを突き刺す。甲府がワンチャンスを活かして先制に成功した。

 後半に入ると、この試合で勝てば甲府との順位が入れ替わる福岡が反撃に打って出る。前線のウェリントンにボールを集め、甲府ゴールに幾度となく迫った。

 しかし、甲府も3バックの橋爪、畑尾、新里を中心に身体を張った守備で凌いでいく。結局、倍以上のシュートを浴びながらも粘り強くゴールを許さなかった甲府が残留争いの直接対決を制した。

 試合後、甲府の佐久間監督は「堅い試合になった。お客さんに対してもう少し魅力のある試合をしたいところはあるが、概ねプラン通りに試合を運べた」と振り返った。ただし、9試合ぶりの勝利にも「ホームのサポーターにはこれまで申し訳ないという気持ち」と、勝利から遠ざかっていたことをファン・サポーターに対して陳謝した。
 
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