【熊本】攻守の出来に手応えを実感する清武功暉。兄・弘嗣からは激励メッセージも

2016年06月10日 橋本啓(サッカーダイジェスト)

「(金沢戦では)良い守備から攻撃へ転じられていた」(清武功暉)

熊本の前線で絶大な存在感を放つ清武。エース番号を背負うこのアタッカーの活躍が、チームの浮沈を握っているとも言える。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 J2・17節の金沢戦で熊本の勝利に貢献した清武功暉が、チームの戦いぶりに言及。5得点を奪い震災前からの連敗を「6」でストップしたパフォーマンスに、確かな手応えを語った。
 
 金沢戦で平繁龍一と2トップを形成した清武は、9分に直接FKでチーム2点目を奪うと、36分にはCKからキム・テヨンのゴールをお膳立て。このほか、再三カウンターの起点になるなど攻撃を牽引した。
 
 清武は「前線の連係から裏へ抜けたり、いろいろなプレーができたので距離感は良かった。なにより、良い守備から攻撃へ転じられていたのが一番(良かった)」と、納得の表情。次節の群馬戦(アウェー)に向けては、「前半のサッカーをもう一度皆でやっていこうという話はしています」と意気込んだ。
 
 一方で、先日行なわれた代表戦(キリンカップ)で兄・弘嗣が好パフォーマンスを見せたことへの問いには「良いゴールも決めていましたね」と、ブルガリア、ボスニア・ヘルツェゴビナとの2試合でのプレーを素直に評価した。
 
 さらに、金沢戦の前には「『気負わずに頑張れよ』ということは言われていました」と、激励メッセージを受けていた事実も判明。金沢戦で随所に好プレーを披露した背景には、普段から頻繁に連絡を取り合う仲だという兄の"アシスト"もあったようだ。
 
 
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
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