充実ぶりが際立つフランス攻撃陣。EURO開幕戦でルーマニア自慢の堅牢を粉砕するか

2016年06月10日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

CFジルーが最高の状態で開幕を迎える。

故障者/フランス=なし ルーマニア=なし
出場停止/フランス=なし ルーマニア=なし

EURO2016
グループA1節
6月10日(金)/21:00(日本時間:28:00)/サンドニ
フランス×ルーマニア
主審:ヴィクトル・カッサイ(ハンガリー)

【注目ポイント】
●ジルーを筆頭にフランス攻撃陣が好調をキープ
●直近の3試合で6失点とルーマニアは自慢の守備に一抹の不安

【試合展望】
 開催国フランスにとっての何よりの好材料が攻撃陣の充実ぶりだ。

 なかでも光るのが、CFジルーのハイパフォーマンス。直前の2つのテストマッチで計3ゴールを挙げるなど、最高の状態で開幕を迎えようとしているのだ。左サイドアタッカーのパイエの好調も頼もしい。5月30日のカメルーン戦では見事なFKを決めたうえに、たびたびキレのある突破を披露している。

 直近の3試合で計6失点と、ルーマニアはCBキリケシュを軸とする自慢の守備陣がやや精彩を欠いており、早い時間帯に先制できれば大量得点が期待できる。

 CBヴァランヌをはじめ主力の故障離脱が相次いだ守備ブロックは、たしかに不安が小さくない。とはいえ、ポグバ、マテュイディに、試合を重ねるごとに調子を上げているカンテが形成するソリッドな3MFがDFラインの前で防波堤を築ければ、前線の人材難に悩むルーマニアの攻撃は脅威にはなりえない。

 4大会ぶりの優勝へ、フランスが好スタートを切る。そう見るのが妥当だろう。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部

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