11月15日にインドネシア代表、19日に中国代表と北中米ワールドカップ予選を戦う日本代表に緊急事態が発生した。

　大腿部の負傷で今年中の復帰が難しくなったフェイエノールトのFW上田綺世がメンバー外になったのに続いて、招集されていたシント＝トロイデンのDF谷口彰悟がアキレス腱断裂の重傷を負ったのだ。

　11日に敵地ジャカルタで行なわれた日本代表の練習後に取材に応じたフライブルクMFの堂安律は、今予選でここまでの全４試合に先発してきた、センターラインの２人を失うことになった状況についてこう語った。

「やっぱり真ん中のラインは非常に重要ですし、特にディフェンスに関してはいまの日本代表の特徴としてビルドアップは生命線だと思うので、かなり痛いというか、ネガティブに聞こえがちですけど、ああいったクオリティが高い選手（谷口）が怪我をしたのはもちろん痛い」
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　そのうえで、「森保（一監督）さんもいつも言っていますけど、いろいろな選手層がある中で戦っていきたい。これも一つの試練だと思うんで、最終予選は簡単じゃないですし、チームとして乗り越えればいいかなと」と言葉を続けた。

　冨安健洋や伊藤洋輝も離脱が続いている中での非常事態。堂安の言葉通り、日本代表の総合力が試される試合となる。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部／現地特派）

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