現地10月28日のセリエA第９節、インテル対ユベントスのイタリア・ダービーは壮絶な打ち合いの末に、４－４の引き分けに終わった。

　この試合で一際輝きを放ったのがユベントスの10番、ケナン・ユルドゥズだ。

　２－４で迎えた62分に投入されると、71分にドリブルでボックス左まで持ち出し左足を一閃。DFの股下を抜くシュートをゴール右隅に突き刺し、今シーズンのセリエA初得点を決めた。

　さらに82分には、FWセルジオ・コンセイソンのクロスのこぼれ球をペナルティーエリア左で拾うとまたしても左足を振り抜き、値千金の同点ゴールを叩きこんだ。

　途中出場から衝撃のドッピエッタを見せ、チームの救世主となったユルドゥズにSNS上では称賛のコメントが集まった。
【動画】ユーベの10番が披露した衝撃のドッピエッタ

「ユルドゥズくんは語彙力を喪失させるね」
「末恐ろしい」
「途中出場で２点とって４－４に持ち込んでるのほんとに19歳かよ」
「本当に痺れた！」
「まさに偉大なるデル・ピエロを彷彿とさせるな」
「10番を背負う意味を体現してくれた」
「逆足で確実に相手GKが触れない所に蹴りこんですごい」

　そのプレースタイルなどから偉大なる先達であるアレッサンドロ・デル・ピエロと比較されることも多いユルドゥズ。

　歴代史上最も得点が入った記録的なダービーの主役は、伝統のナンバー10を引き継ぐユーベの19歳だった。　

　構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部