［北中米W杯アジア最終予選］日本 ２－０ サウジアラビア／10月10日／キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム

　勝負を決定づける一撃だった。

　日本代表は現地10月10日に開催された北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第３節で、サウジアラビアと対戦。14分にMF鎌田大地のゴールで先制すると、81分にCKから途中出場のFW小川航基がヘッドで追加点を奪い、過去３戦全敗だった敵地で２－０の快勝を飾った。

　貴重な２点目を挙げた小川は、「完全アウェーという中で、こういう雰囲気の中で美味しい試合だなって。こういうところで黙らすじゃないけど、大一番でチームを助けられるのはやっぱり俺だと思って入った」と喜びを語った。
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　自身のゴールの後にサウジアラビアのファンが一斉に帰り始めた事実を聞かされると、「帰らせるつもりはなかったんですけど」と記者陣を爆笑させ、「黙らせるじゃないけど、アウェーでやれる選手は数少ないと思う」と胸を張った。

　文字通りサウジを崩壊させた、価値ある一発だった。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部）

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