オリバー・グラスナー監督が率いて２年目で、日本代表MF鎌田大地らが加入したクリスタル・パレスが、苦戦を強いられている。

　カラバオカップでこそ、いずれも２部のノーリッジとQPRを破っているものの、プレミアリーグでは３分３敗で未勝利。降格圏の18位に沈んでいる。

　スタートでつまずき、ストレスの溜まる状況ではあるが、グラスナー監督は日々の生活に快適さを感じているようだ。

　クラブ公式サイトによれば、50歳のオーストリア人指揮官は10月５日のリバプール戦（プレミアリーグ第７節）を前に会見に出席。「私はここでは外国人だ」と切り出し、異国での暮らしに触れた。
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「歓迎されていると感じるから、どこで暮らそうと簡単だよ。ウェルカムの雰囲気を提供してくれているんだ。それにドレッシングルームに何か国の選手がいるか分からない。世界中から選手が集まっている。本当に日本からコロンビアまで、世界中に弧を描いている。

　私たちには優れた選手たちがいる。素晴らしい文化だ。みんな共通の価値観を持ってここにいる。異なる文化、宗教、全てを見られるのはとても良いことだし、素晴らしい経験だよ。だから色や宗教は問題じゃない。私たちがそれをどう捉え、どう対処し、どのようにいくつかの問題の解決策を見出すかだ」

　多国籍軍を束ねるグラスナー監督は、現在首位に立つ難敵リバプール撃破に導き、気分良く各国の代表活動に送り出せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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