今夏の移籍市場最終日にリーズへ加入した田中碧は、ここまで３試合は終盤の投入が続いている。

　現地９月22日に開催されたイングランド２部リーグの第６節、２－０で快勝したカーディフとアウェーゲームでも、ピッチに立ったのは90分からだった。

　ただ、それでも小さくない印象を残したようだ。リーズの専門メディア『LEEDS UNITED NEWS』は、「リーズのスター、タナカの驚異的な記録が明らかに。わずか９分で相手のカーディフを上回った」と題した記事を掲載。こう伝えている。

「アディショナルタイム９分、タナカはボールを持って印象的なプレーを見せた。このMFは25回のパスをすべて成功させたが、これは驚くべきことに、試合を通じてのカーディフのどの選手よりもずっと多かった」
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　同メディアは、「WhoScoredによると、カーディフのフィールドプレーヤーの中で25回のパスを試みたのはカラム・チェンバースのみだった。しかし、彼が成功したのはそのうち13回だけだ。GKのジャック・アニックは35回のパスを試みたものの、成功したのは８回だけだった」と紹介。日本代表MFのパフォーマンスを称賛している。

「確かに、ウェールズでの彼の終盤のカメオ出演はタナカにとって害にはならないだろう。ボールを奪い、前へパスを出し、印象を残そうとするだけでなく、ファイナルサードで何かを起こして攻撃に参加しようとしている」

　記事は「彼はまだイリア・グルエフの後ろで初先発出場を待っている」としつつ、「タナカは終盤で素晴らしい活躍を見せており、初先発に一歩近づいた」と締め括っている。

　短い時間で好パフォーマンスを発揮した田中。そろそろスタメンの機会が巡ってくるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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