限定スニーカー「hummel PRAY」の収益でクラッチを寄贈。「多様性を認め合える社会の実現」を目指して

2016年05月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

スニーカーの収益全てが日本アンプティサッカー協会に寄付される

松葉杖をついてプレーする「アンプティサッカー」。病気や事故で手足を切断した方のためのスポーツだ。

 病気や事故で手足を切断した選手が松葉杖をついてプレーする「アンプティサッカー」の全国大会、「第三回レオピン杯Copa Amputee」が5/14(土)から15(日)にかけ、大阪市の鶴見緑地球技場で行なわれた(当サイトでも既報)。
 
 この大会でオフィシャルスポンサーを務める株式会社エスエスケイ/hummelは、先日発売が始まった限定スニーカー「hummel PRAY」の収益で、日本アンプティサッカー協会にクラッチ(松葉杖)を寄贈した。
 
 「hummel PRAY」とは、スニーカーを通して共生社会の実現を目指して立ち上がったプロジェクトで、その第一弾が日本アンプティサッカー協会とタッグを組んだ「PRAY with Amputee Soccer」だ。
 
 このプロジェクトは、ヒュンメルのブランドミッション「Change the World Throguh Sport.(スポーツを通して世界を変える)」に基づき、様々なマイノリティの人たちと手を組み、自由で多様性のある社会を目指す活動の1つで、スニーカーの収益全てが日本アンプティサッカー協会に寄付されることになっている。
 
 今回のレオピン杯では、その第一弾として、小学校での講演やイベントで使用するクラッチ(松葉杖)を大人用10セット、子ども用10セットの合計40本を寄贈。これによって、より多くの人が選手と一緒にアンプティサッカーを体験できるようになるという。
 ヒュンメルでは、そうした経験こそが障がいへの偏見をなくすだけでなく、「共に楽しむには」を考えるきっかけにもなると考えている。ヒュンメルが目指すのは、"違いを受け入れる"ことを学ぶ機会を増やすことで、多様性を認め合える社会である。

 レオピン杯の会場では、ヒュンメルが寄贈したクラッチを使ってボールを蹴る体験会も実施され、決勝戦の前には選手も参加したエギジビションマッチも行なわれた。

 ケンケンで杖をつきながら走ることがまず難しく、「手がめっちゃ痛いねん」、「ずっと足を上げとかれへんわ」、「ボールがまっすぐ飛ばへん」など、参加者からは率直な感想が聞かれたという。
 
 日本障がい者サッカー連盟の北澤豪会長は、この体験会にも参加。閉会式で「小学生が体験会でやっていましたけど、こういうことを知るっていうことが大事だと思いますし、知るっていうことがアンプティサッカーの発展につながるのではないかな、と思います」と述べていた。
 
 今後、「hummel PRAY」第一弾のスニーカーが売れるにつれて、再度クラッチの寄贈が予定されている。一人でも多くの人がクラッチをついてボールを蹴る機会を持てるよう、ヒュンメルとしても、今後も日本アンプティサッカー協会との取り組みを進めていくという。
 
【お問い合わせ】
株式会社エスエスケイ お客様相談室
TEL/0120-50-7789 http://hummel.co.jp
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