【リオ五輪代表】浅野の同点弾及ばず初戦黒星…。岩波の負傷退場で最終ラインに懸念材料

2016年05月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

一時は浅野のゴールで追いつくもセットプレーで勝ち越しを許す。

日本は浅野が後半21分に同点ゴールを決めるが、FKから勝ち越されてしまった。(C) J.LEAGUE PHOTOS

 U-23日本代表が参加しているトゥーロン国際大会で、日本は5月21日に初戦のパラグアイ戦に臨み、1-2で敗れた。
 
 日本のスタメンは、GKが櫛引、最終ラインは右からファン・ウェルメスケルケン、植田、岩波、亀川。中盤はボランチに喜田、原川が入り、両ワイドは右に野津田、左に矢島が入る。2トップは5月11日のガーナ戦と同様、浅野、富樫という顔ぶれとなった。
 
 日本は立ち上がりからボールを支配。テンポ良くボールを回し、敵陣に侵入していく。しかし、局面で激しいチェックを受けてパラグアイの守備ブロックを崩すまでに至らない。逆に前半18分には、バックパスを奪われてそのままカウンターを食らい、先制ゴールを許してしまった。
 
 リードを許した後も日本は、ポゼッションはするものの効果的な攻撃につながらない。前半は相手のショートカウンターから危ない場面を多く作られてしまった。さらに前半途中、日本はCBの岩波が相手選手との接触プレーで負傷退場。日本はやはりCBの奈良がJリーグの試合で骨折の重傷を負い、五輪出場が絶望視されているだけに最終ラインに大きな懸念材料が生まれてしまった。
 
 後半、日本はファン・ウェルメスケルケンに代わり、三丸を投入してキックオフを迎える。同点を狙う日本は、前半よりもやや前掛かりな姿勢でゴール方向へのプレーが多くなる。後半9分にはボランチの原川が前線に顔を出し、エリア内でシュートを放つが、惜しくも枠の外に外れた。
 
 後半12分に富樫に代えてオナイウを投入。同14分にはそのオナイウを経由して矢島がチャンスを迎えたものの決め切れず。そして同21分、日本は原川からのパスを受けた浅野がターンから前を向き、左足でゴールに流し込みついに同点とする。
 
 しかし、同点としたのも束の間、9分後の後半30分にはパラグアイにFKを与えると、これをセルヒオ・ディアスに直接決められて、勝ち越し点を許してしまう。
 
 その後日本は反撃に出るものの追いつくことができず、初戦を1-2で落とした。日本は5月23日(日本時間24:15開始)の第2戦でポルトガルと対戦する。
 
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