「ゼルビアの“おとぎ話”を終わらせるかもしれない」圧巻6連勝で首位猛追の広島をブラジル人記者が分析「Jリーグで最高のサッカーをしている」

2024年08月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

新潟とドローの首位町田、柏に快勝の2位広島。勝点差は「2」に

大橋移籍も関係なし! 広島が6連勝で首位町田に肉薄している。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 J1で首位に立つFC町田ゼルビアを、2位のサンフレッチェ広島が猛追している。

 8月25日に行なわれたJ1第28節で、町田は敵地でアルビレックス新潟と対戦しスコアレスドローに終わった一方、広島はホームで柏レイソルに2-0で勝利し、破竹の6連勝を達成。この結果、町田と広島の勝点差は「2」に縮まった。

 シーズンが佳境を迎えつつあるなか、町田と広島が熾烈なデッドヒートを展開。日本サッカーに精通するブラジル人記者のチアゴ・ボンテンポ記者は、現地メディア『globo』で「サンフレッチェはJリーグで最高のサッカーをプレーし、ゼルビアの"おとぎ話"を終わらせるかもしれない」と題した記事を掲載。広島の今季の戦いぶりに触れつつ、現状について次のように述べている。

「サンフレッチェは残り10節となったなか、J1リーダーの現実主義とは全く異なるサッカーを展開し、ゼルビアの"おとぎ話"に対する最大の脅威となっている。ゼルビアはカウンター攻撃に取り組み、リーグで最も守備の漏れが少ないチームであるのに対し、サンフレッチェは常にゴールを求め、チャンピオンシップで最高の攻撃力を持っている」
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 貴重な得点源だった大橋祐紀が移籍したが、ボンテンポ記者は加藤陸次樹に注目。「天才的な選手ではないし、ましてや天性のゴールスコアラーでもないが、バランスの取れたプレーで攻撃の指揮を執り、仲間のためにスペースを空けている」と評する。

「ドイツ人監督のミヒャエル・スキッベ監督(チームをあまり変えることを好まず、選手交代には時間がかかる)が見つけた解決策は、加藤をセンターフォワードに置き、満田誠と松本泰志で前線トリオを形成するというものだった」

 さらに「フィールドの他のすべてのセクターから脅威があるため、ゴールスコアラーが(もう)いないことはそれほど問題ではない」とし、柏戦で豪快なシュートを叩き込んだ中野就斗に関しては「マークだけでなく、足もとでのボールさばきや攻撃の質も際立っている」と称える。

 同記者は「サンフレッチェが今のJリーグで最高のサッカーをしていることに疑いの余地はない」と繰り返したうえで、「私たちは日本でのタイトル争いが予想外の結果をもたらすのを見ることに慣れており、残り10節で多くのことが起こる可能性があると知っている」と見解を示す。そして「チーム間の差がこれほど少ないチャンピオンシップにおいて、サンフレッチェのように連勝することは珍しい。最後まで激しい争いが続くだろう」とまとめた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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