“大粒の個”と言えるのが…
パリ五輪はベスト8敗退だったなでしこジャパン。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)
パリ五輪でのなでしこジャパンの戦いを振り返ると、「スペイン、ブラジル、ナイジェリアと同居したグループを2位で通過した点は評価できます」と識者の河治良幸氏は言う。
「ただ、今回のなでしこジャパンは強い相手になると5バックになってしまいます。実質、引き気味のスタンスで5-4-1システムになるから、必然的に敵ゴールへの距離が長くなります」
引いて守ったままでは正直、勝てる確率は低い。勝率を高める意味でも、自分たちがボールを握る時間帯を作りたい。
「5バックで守ること自体は悪くありません。でも、守ってばかりだと大変なので、"なでしこタイム"みたいな時間帯を作る。3バックの陣形でハイラインを維持して攻め込むタイムがやはり欲しいです。昨年の女子ワールドカップでハマったカウンター──宮澤ひなた選手が飛び出す攻撃は対戦国に研究されて、対応されてしまうので、やはり"なでしこタイム"を作りたいです」
「ただ、今回のなでしこジャパンは強い相手になると5バックになってしまいます。実質、引き気味のスタンスで5-4-1システムになるから、必然的に敵ゴールへの距離が長くなります」
引いて守ったままでは正直、勝てる確率は低い。勝率を高める意味でも、自分たちがボールを握る時間帯を作りたい。
「5バックで守ること自体は悪くありません。でも、守ってばかりだと大変なので、"なでしこタイム"みたいな時間帯を作る。3バックの陣形でハイラインを維持して攻め込むタイムがやはり欲しいです。昨年の女子ワールドカップでハマったカウンター──宮澤ひなた選手が飛び出す攻撃は対戦国に研究されて、対応されてしまうので、やはり"なでしこタイム"を作りたいです」
スペイン戦やアメリカ戦で守備的なサッカーを強いられた一因は、左サイドのキーマンだった遠藤純(負傷でパリ五輪不参加)の不在だ。
「"大粒の個"と言えるのが遠藤選手。右の清水梨紗選手、左の遠藤選手というのは国際基準で見てもハイレベルですが、そのふたりを欠いてしまったのは残念でした(清水はスペイン戦で負傷離脱)」
なでしこジャパンが国際舞台で上位進出を目指すなら、やはり"なでしこタイム"を作りたい。
構成●サッカーダイジェストTV編集部
【記事】「無駄遣いとまでは言いませんが…」長谷川唯は戦術の犠牲者だったのか。パリ五輪・アメリカ戦の戦い方をなでしこジャパンは得意としていない【識者の見解】
「"大粒の個"と言えるのが遠藤選手。右の清水梨紗選手、左の遠藤選手というのは国際基準で見てもハイレベルですが、そのふたりを欠いてしまったのは残念でした(清水はスペイン戦で負傷離脱)」
なでしこジャパンが国際舞台で上位進出を目指すなら、やはり"なでしこタイム"を作りたい。
構成●サッカーダイジェストTV編集部
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