【15-16セリエA】順位、昇降格、得点ランキング……ユーベが5連覇を果たした「エポックメーキング」なシーズンを総まとめ!

2016年05月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

ナポリもローマもユーベのハイペースには付いていけなかった。

10節終了時は11位タイとスタートダッシュに失敗したユーベだが、その後は26勝1分け1敗とほぼ無敵の進撃。見事に5連覇を達成した。写真:Alberto LINGRIA

 昨年8月22日に開幕したセリエA2015-16シーズンは、5月15日でついに閉幕。スクデットを勝ち取ったのは、ユベントスだった。
 
 夏にテベス、ピルロ、ビダルという三本柱が退団した影響でチーム再構築に手間取り、開幕10試合は3勝3分け4敗でまさかの11位タイに沈んだ。しかし、新戦力のディバラとマンジュキッチを含めてシステムとメンバーが固まったそれ以降は、11節からの25試合を24勝1分けという恐るべきペースで駆け抜ける。35節には3試合を残して、半年前には想像もできないような逆転優勝を実現した。
 
 セリエA5連覇は1931~35年のユーベ、2005~10年のインテル(カルチョポリによる繰り上げ優勝が一度あり)以来の大記録。追い上げのストーリーを含めて、まさにエポックメーキングな戴冠劇だった。
 
 セリエA新記録の36ゴールを挙げたイグアインが輝いた2位ナポリ、1月のスパレッティ監督復帰で息を吹き返した3位ローマも、ユーベの超ハイペースには付いていけなかった。さらに、18節終了時点で首位に立ちながらその後は大失速したインテルは4位、再び監督交代に踏み切ったミランは7位と揃ってCL出場権を逃し、またもミラノ勢は期待を裏切った。
 
 毎年同様、10チーム近くを巻き込む激しい戦いとなった残留争いは、過去2年連続でセリエAに踏みとどまっていた古豪ヴェローナが35節終了時点で最初に降格決定。さらに37節に昇格組フロジノーネ、そして最終節に同じくセリエA1年目だったカルピのセリエB落ちが決まった。
 
 なお、残り1つのEL出場権は、5月21日のコッパ・イタリア決勝でユーベが勝てば6位サッスオーロ、ミランが勝てばミランが得ることになる。
 
◇最終順位
優勝 ユベントス 勝点91(29勝4分5敗)
2位 ナポリ 勝点82(25勝7分6敗)
3位 ローマ 勝点80(23勝11分4敗)
4位 インテル 勝点67(20勝7分11敗)
5位 フィオレンティーナ 勝点67(18勝10分10敗)
6位 サッスオーロ 勝点61(16勝13分9敗)
7位 ミラン 勝点57(15勝12分11敗)
8位 ラツィオ 勝点54(15勝9分14敗)
9位 キエーボ 勝点50(13勝11分14敗)
10位 エンポリ 勝点46(12勝10分16敗)
11位 ジェノア 勝点46(13勝7分18敗)
12位 トリノ 勝点45(12勝9分17敗)
13位 アタランタ 勝点45(11勝12分15敗)
14位 ボローニャ 勝点42(11勝9分18敗)
15位 サンプドリア 勝点40(10勝10分18敗)
16位 パレルモ 勝点39(10勝9分19敗)
17位 ウディネーゼ 勝点39(10勝9分19敗)
18位 カルピ 勝点38(9勝11分18敗)
19位 フロジノーネ 勝点31(8勝7分23敗)
20位 ヴェローナ 勝点28(5勝13分20敗)
 
◇来季チャンピオンズ・リーグ出場
本選グループリーグ出場:ユベントス、ナポリ
プレーオフから出場:ローマ
 
◇来季ヨーロッパリーグ出場
本選グループリーグ出場:インテル
予選3回戦から出場:フィオレンティーナ、サッスオーロorミラン
 
◇セリエB降格
カルピ、フロジノーネ、ヴェローナ
 
◇セリエA昇格
カリアリ、クロトーネ
※残り1チームは昇格プレーオフ後に決定
 
◇得点ランキング5傑&日本人
得点王 イグアイン(ナポリ) 36点
2位 ディバラ(ユベントス) 19点
3位 バッカ(ミラン) 18点
4位 イカルディ(インテル) 16点
5位 パボレッティ(ジェノア)、サラー(ローマ) 14点
162位タイ 本田(ミラン) 1点
 
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