雷のゴロゴロという音が次第に大きくなり、本来の試合とは違う緊張感がスタジアムを包み込む。東京V対広島戦は落雷の恐れで中断

2024年08月07日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

試合開始数分前から風が強まり

東京V対広島戦は一時中断。写真:サッカーダイジェスト

 2024年8月7日、味の素スタジアムで東京ヴェルディ対サンフレッチェ広島の一戦が行なわれた。試合前、何より気になったのはスタジアムの上空で怪しく光る雷光。このままキックオフを迎えても大丈夫なのかと不安が募るなか、ゲームは開始された。正直、選手たちはプレーに集中できるのか、そんな疑問さえあった。

 Jリーグがたとえ秋春制に変わっても、開幕は8月1週予定だ。酷暑に加えて、ゲリラ豪雨、強風、雷など、この時期は試合実施のうえで不安材料が多い。同日予定されていた浦和レッズ対柏レイソル戦(埼玉スタジアム)は中止。味スタも試合開始数分前から風が強まり、天気が荒れそうな気配を漂わせた。

 前半5分が過ぎた頃、主審と両チームの指揮官が円になって話し合う。そして前半14分、改めて主審が両監督を呼んで何かしらを告げる。主審が指で空を指していたからおそらく天気のことだろう。実際、雷光は怪しく光り続けていた。
 
 本来の試合とは違う緊張感がスタジアムを包んでいるようだった。雷のゴロゴロという音も次第に大きくなり、ついに20分、試合が中断された。

 スタジアム周辺で雷が発生していて、「落雷の可能性があるため試合を一時中断します」とのアナウンスが流れた。ちなみに、試合はここまで0-0である。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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