「本質と違う」「悔しい」細谷真大のゴ―ル取り消しに元北朝鮮代表FW鄭大世が見解「ルールを決める側の人も...」【パリ五輪】

2024年08月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「あれだけいいゴールを」

細谷の反転シュートは無情にも認められなかった。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 物議を醸す判定に、見解を示した。

 大岩剛監督が率いるU-23日本代表は、パリ五輪の準々決勝で、強豪スペインに0-3で敗北。メダル獲得の夢が潰えた。

 試合の流れを大きく左右したのが、細谷真大のゴ―ル取り消しだ。0-1で迎えた40分、ボックス内でボールを受けた際に見事な反転シュートを決めたものの、VARチェックの末、足の一部がわずかに出ていたとしてオフサイドに。同点弾は幻となった。

 ただ、柏レイソルのストライカーは相手DFパウ・クバルシを背負った状態でボールを受けており、どこでオフサイドがあったのかわかりづらく、SNS上では、判定への不満や批判の声が次々に上がった。

 このシーンについて、Jリーグで活躍した鄭大世氏は、ABEMAの番組「ABEMAスポーツタイム」で、こう持論を述べた。

「見たら、ちょっと出てるけど...。昔はミスでゴールを取り消されもしたけど、オフサイドでもゴールを認められたりして。転換期だから、ルールを決める側の人もちょっとずつ修正していると思う。ハンドとかもそう。昔は(手に)当たったら全部ハンドだったけど、今は裁量に任せられている」
【画像】まさかのゴ―ル取り消し!鄭大世が「本質と違う」と指摘した細谷のオフサイド
 元北朝鮮代表FWは「(オフサイドの)本質と違うから。見ていても悔しかったし、あれだけいいゴールを認められなかったら」と本音を語った。

 MCを務める元日本代表DFの槙野智章氏から「テセさんはフォワードじゃないですか。あれで、オフサイドを取られることはどうなんですか」と質問されると、「悔しいでしょ。ゴールとして記録が残らないわけだから」と返している。

 敵最終ラインより前に飛び出そうとしたプレーではなく、今後はハンドのようにルールが変わる可能性もあるではないか。そう感じたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「悲劇的なプレー」「信じられない光景だ」細谷真大の"ゴ―ル取り消し"に対戦国メディアさえ同情!「スペインは救われた」
 

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