指揮官は「継続」と「成長」を強調。J1復帰に邁進する横浜FCはブレずに戦い続ける。余計なアレンジは無用。これまでの蓄積が強みになる

2024年08月02日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

勝点2差で首位の清水を猛追

横浜FCで3年目を迎える四方田監督。堅実で隙のないチーム作りでJ1復帰を目ざす。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 2週間の中断期間を前に、横浜FCの四方田修平監督は、リーグ再開までの準備で「継続」と「成長」を強調していた。

「大きく何かを変えるというよりは、今までやってきたことをもう一回、見つめ直す。ここまでやってきたことと同じで、継続することと、さらにそこを成長させていく。そこをもう一回、確認していければと思っています。ここまで戦ってきた経験を活かして、残りゲームはやれるのかなと思います」

 シーズンは残り14試合。ブレずに戦い続ける決意を示す。

「ここまでやってきたことは、"これだけという形"でやってきていません。多様性をもたせることもテーマの1つとして、引かれた相手にどうするのか、逆にハイプレスでガンガン来る相手に対してどうしていくのか。その"絵"をみんなで持ちながら、試合ごとに、今回はこうだね、そのためにどう打開していくかという話をしてきました」
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 万が一、結果を出せなくなっても、これまでの蓄積が強みになる。余計なアレンジは無用で、それはJ1復帰後も見据えてのことでもある。

「1つ、ダメであっても、それで180度変えるというよりは、今までやってきたことのなかで、いろんなことに対応していけると思っています。守備も、前から行く時間帯もあれば、しっかり固めて点を与えないことも含めて、両方やれないと上で通用しないということで、ずっとチーム作りはしてきています。壁にあたって、やり方を変えなきゃ、ということではなく、対応していけるかなと思っています」

 勝点2差で首位の清水を追う3位の横浜FCは、8月3日の再開初戦で7位の千葉をホームに迎える。就任3年目の指揮官のもと、着実に地力を高めてきた横浜FCが終盤戦に向けてどんな戦いを見せるか楽しみだ。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

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