「マドリーユースで最も大きな可能性を秘めた一人だ」アモレビエタ移籍の中井卓大に地元紙は期待!「優れた攻撃力を持ち、守備にも熱心」

2024年07月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「マドリーのユースアカデミーの若き真珠」

昨シーズンはスペイン3部のマハダオンダでプレーした中井。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

 スペイン3部(グループ1)のアモレビエタは現地7月18日、レアル・マドリーから中井卓大をレンタルで獲得したと発表した。

 現在20歳のMFは10歳からマドリーの下部組織に所属。昨シーズンは同じくスペイン3部のラージョ・マハダオンダにレンタルされていた。

 アモレビエタの地元紙『El Correo』は「若い日本人MFは、マドリーのユースチームの中で最も大きな可能性を秘めた選手の一人とみなされている」と期待を寄せている。

「このプロジェクトに最近加わったのは、"ピピ"ことタクヒロ・ナカイだ。この日本人サッカー選手は、レアル・マドリーのユースアカデミーの若き真珠の一人であり、関係者による激しい交渉の末、レンタル移籍をした」
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 同紙は「ピピはフィールドの中央で難なくプレーし、攻撃的MFまたはプレーメーカーとして活躍できる。親しみやすい選手で、ドリブルと優れた攻撃力を持ち、守備にも熱心。彼を知る人々は彼を『中盤のほぼすべてのポジションでプレーでき、非常に印象的な献身性を持つ万能選手』と定義している」と続けている。

「20歳の彼は、バルデベバス(マドリーの練習場)で活躍し、プロで飛躍する最も多くの選択肢を持つ選手の1人と考えられている。カルロ・アンチェロッティ監督率いるトップチームのトレーニングにも何度も参加している。また、日本代表の年代別代表でも国際試合に出場した経験がある。昨年は同じく3部のラージョ・マハダオンダで経験を積んだため、今シーズンに戦うべきカテゴリーのことは分かっている」

 昨シーズンはそのマハダオンダで、18試合(先発は5)に出場して0ゴール・0アシストと結果を残せなかっただけに、新天地での活躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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