「クラブではうまくやる選手たちが代表では影」決勝で散ったイングランド、指揮官の消極采配をOBが批判!「保守的にプレーするなら勝て」

2024年07月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「非常にネガティブなアプローチ」

2大会連続で決勝で敗れたイングランドのサウスゲイト監督。(C)Getty Images

 またしても、栄光には届かなかった。

 イングランド代表は7月14日、EURO2024決勝でスペイン代表に1-2で敗れた。先制を許しながら一度は追いついたものの、終盤の86分に決勝点を献上。前回に続き、2大会連続準優勝に終わっている。

 母国開催のワールドカップで優勝した1966年以来となる主要大会での戴冠がかなわず、ガレス・サウスゲイト監督には厳しい声も寄せられている。

 イングランド代表のレジェンドであるリオ・ファーディナンド氏は、英公共放送『BBC』で「イングランド代表の選手たちがクラブで勝利を収めたときは、クオリティだけじゃなく、大事な局面でみんな勇敢だった」と話した。

「勇敢で、リスクを冒し、チャンスを決めた。引いて待つのではなく、試合が拮抗しているとき、最も難しいときにチャンスをつかんだ。勝つときはその勇気を持ち、それを出さなければいけない。ときにはサイコロを振るんだ。常に保守的な立場からプレーすることはできない」
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 ファーディナンドは「グループステージが終わってから、保守的に戦うのであれば、スカッドのタレントの数を考えても、勝たなければいけないと言ったはずだ。そうでないと、非常にネガティブなアプローチに見られる」と続けた。

「ああいうプレーをするなら勝たなければいけない。選手たちはクラブでうまくやっているのに、代表になるとその影のようになっているのだからね」

 ハリー・ケインやジュード・ベリンガムらを擁しながら再び頂点に立つことができず、落胆しているイングランド。サッカーの母国が再び栄冠を手にする日は訪れるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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