【J1】佐久間監督の奇策も奏功。甲府がFW起用の19歳DF・熊谷のデビュー戦ゴールなどで横浜とドロー

2016年05月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

190センチを誇る19歳大型DFのFW起用が奏功。

1点ビハインドで迎えた38分、甲府は19歳の熊谷がデビュー戦ゴールを決め、同点とする。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは5月8日、第1ステージ11節の9試合を開催。日産スタジアムでは、横浜対甲府の一戦が14時キックオフで行なわれた。

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 点の取り合いとなったゲームは31分、横浜が中村のFKに中町が頭で合わせて先制。しかし、その7分後、甲府はリーグ戦デビューとなった2年目の19歳・熊谷が河本からの折り返しを押し込んですぐさま同点とする。

 横浜へのセットプレー対策として抜擢された熊谷は本来、190センチの長身を誇るCB。しかし、この日は紅白戦などでしか試したことがなかったというFWで起用され、リーグ戦初出場で初得点をマークした。佐久間監督の奇策とも言える起用が奏功した。

 同点とされた横浜だが、前半終了間際にまたもセットプレーからのチャンスを活かす。CKの流れから喜田が放ったミドルシュートはGKに阻まれたが、こぼれ球を齋藤がボレーで叩き込む。横浜が1点をリードして前半を終えた。

 後半も立ち上がりから横浜がチャンスを迎えたが、得点を奪い切れずにいると、67分に甲府がワンチャンスをモノにする。横浜のクリアミスからチャンスを掴んだ甲府は、森が中央に入れたボールに反応した津田がゴールに押し込んだ。甲府が試合を再び振り出しに戻す。

  同点としてリズムが出てきた甲府は、形勢を逆転し、その後もチャンスを創出。しかし18歳の森やエースのクリスティアーノが惜しい場面を作ったが、勝ち越しゴールを奪うには至らない。

 結局、試合は2-2のドローで終了。ともにチャンスを作りながら3点目を奪い切れず、痛み分けに終わった。
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