「やり方次第ではもう少しなんとかなったんじゃないか」大岩ジャパンのメンバー構成を「55点」と採点した識者は“交渉力の乏しさ”に嘆き【パリ五輪】

2024年07月12日 サッカーダイジェストTV編集部

明らかにベストではない

会見で交渉の難しさを語った山本ND。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 パリ五輪に臨む大岩ジャパンのメンバー18人の顔ぶれは以下の通り。小久保玲央ブライアン、野澤大志ブランドン、半田陸、西尾隆矢、関根大輝、木村誠二、高井幸大、大畑歩夢、川﨑颯太、山本理仁、藤田譲瑠チマ、荒木遼太郎、三戸舜介、藤尾翔太、斉藤光毅、細谷真大、平河悠、佐藤恵允である。

 このスカッドを見て、識者の河治良幸氏は「いわゆる『個』ではベストメンバーではありません」と断言。現場レベルで要望があったにも関わらずオーバーエイジを呼べず、移籍の可能性がある松木玖生も選外なのだから、明らかにベストではない。河治氏は言う。

「鈴木彩艶選手、松木選手、鈴木唯人選手、久保建英選手がこの世代にいる認識が最初から我々になければ、今回選ばれた18人は良いメンバーなんです。でも、僕たちは彼らのタレント力や代表での実績を知っているので…。もちろんこのメンバー18人にネガティブな印象を抱いているわけではありません」
 
 続けて河治氏は「招集というところでのタイミングで言うと、(メンバー選考の)採点は55点ぐらいです」と述べた。ナショナルチームダイレクターの山本昌邦氏が「交渉は難航しました」と証言したことに対して、河治氏は「それでもプロフェッショナルですから」との見解を示している。

「最初から呼べませんという前提なら仕方ないと思います。オーバーエイジを含め、やり方次第ではもう少しなんとかなったんじゃないかと。僕たちが知らない事情もあったかもしれませんが、あくまで外側から見ると、期待していたスカッドとは違っていました」

 確かに、交渉力を欠いていたとの見方はできる。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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