ウェストハム退団、移籍先未決定で臨むパリ五輪。清水梨紗は心境的な整理ができているのか【なでしこジャパン】

2024年07月08日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

気になる本人の答は…

パリ五輪に参戦する清水。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 2024年7月8日、なでしこジャパンがパリ五輪に向けて千葉県内で始動。練習後、どうしても清水梨紗に質問したいことがあった。しかし、パリ五輪とは離れた事柄なのでミックスゾーンでいきなりそんな質問はしない。

 パリ五輪、なでしこジャパンについて彼女が記者団とだいたいのやりとりを終えた後、失礼を承知で質問した。

「クラブ(ウェストハム)と契約満了になって、新天地が決まらない中でのパリ五輪。心境的な整理はできていますか?」

 清水は23-24シーズン限りでウェストハムを退団(契約満了のため)すると発表している。移籍未決定の状況は不安定ではないのか、そのあたりが気になって本人に訊いてみたのだ。彼女の答は以下の通りだった。
 
「別物と考えています。代表活動は代表活動で、自分のクラブはクラブ。そこは区別して考えています」

 パリ五輪での活躍が次のクラブ決定へのアピールになるのか。

「自分自身ができることをやる。それが一番のアピールかなと思います」

 あくまで「別物」。清水はパリ五輪に集中している。

「アンダーの大会も含め自分は今まで世界をとったことがないので、その点で強い気持ちがあります。次、次と言うのは嫌なので、今大会にかけて、チームが優勝できるよう必死に取り組みたいです」

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集部)

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