ピッチに泣き崩れた長谷川唯、その姿に指揮官は何を思ったか。PK全員失敗のブラジル戦を回想【なでしこジャパン/パリ五輪】

2024年07月08日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「彼女の試合への…」

ブラジル戦後、泣き崩れた長谷川。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 今年4月に開催されたSheBelieves Cupで、なでしこジャパンは最下位に終わった。アメリカとの準決勝に1-2で敗れると、ブラジルとの3位決定戦はPK戦で黒星を喫した。ブラジルとのPK戦はまさかの0-3。先行のなでしこジャパンは全員失敗で、3人目のキッカーを務めた長谷川唯のシュートも相手GKに阻止された。

 試合後、長谷川は敗戦の責任を感じてか、ピッチに泣き崩れる。あの姿がチームに火をつける可能性もありそうだが、あのシーンがなでしこジャパンにもたらす影響を池田太監督はどう考えているのか。
 
「彼女の試合への想いと責任感、そういったものを感じ、なでしこジャパンを背負って戦う意味を表してくれました。選手の根本である勝負へのこだわりが見えたシーンでもありました」

 勝負へのこだわり。その根本こそ、戦ううえで何より重要なファクター。長谷川のあの姿を見た他の選手たちが心に炎を宿していることを期待したい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集部)

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