「決勝の相手はスペインがいい」オランダ監督がそう語る理由は?「小国など存在しない」「水曜に2つの大国がぶつかる」とも【EURO】

2024年07月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

苦しみながらもトルコに2-1で逆転勝利

4強を決め、選手・スタッフと喜びを分かち合うクーマン監督(中央)。(C)Getty Images

 オランダは現地時間7月6日、URO2024の準々決勝でトルコと対戦。2-1で逆転勝利を収め、イングランドとの準決勝に駒を進めた。

 ロナルド・クーマン監督が率いるオレンジ軍団は、35分にCKの流れから先制を許す。しかし、197センチの長身ヴォウト・ヴェフホルストを投入した後半に攻勢を強めると、70分にショートコーナーからステファン・デ・フライがヘッドで叩き込み、まずは同点。そして76分にコディ・ガクポが身体を張ってオウンゴールを誘い、勝ち越しに成功した。

 大会公式サイトによれば、クーマン監督はトルコを下した後、中3日で迎える準決勝に向けて「イングランドには良い選手がいるが、我々にもいる。上手くいけばあと2試合戦えるだろう」と気合十分に発言。一方で、自分たちが置かれている立場に関しても、こう語った。
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「国民全体にとって特別な出来事だ。私たち小国は、イングランド、フランス、スペインとともに準決勝に進出した。本当に誇りに思う。今夜は苦しまなければならなかったが、簡単な試合はない。選手たちは全力を尽くした。エモーショナルだったし、我々には大きなハートがあった。他の国々と比べて、私たちにはそれがないと批判されることもある。

 常に批判的であるべきだが、今夜で実際のところ小国など存在しないと分かっただろう。戦い、良いプレーをする必要がある。私たちは難しい場面を経て、このチームを誇りに思うべきだ。トルコは本当に良いプレーをしていた」

 指揮官はさらに「水曜日は2つの大国による歴史的な素晴らしい夜になるだろう。もし決勝を戦うなら、スペインがいい。フランスとはグループリーグで対戦したからね。だけど、まずは準決勝で良い試合ができるよう、最善の準備をしなければならない」と伝えた。

 オランダはイングランドとの歴史的大一番を制し、1988年大会以来、2度目の欧州制覇に王手を懸けられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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