ポルトガル代表を長きにわたって支えた２人は、EURO2024を最後に代表を引退するのだろうか。

　ポルトガルは現地７月５日に行なわれたEUROの準々決勝でフランスと対戦。スコアレスで迎えたPK戦は３－５で敗れ、無念の敗退となった。

　２大会ぶりの優勝は果たせなかったが、健在ぶりを見せたのが、39歳のクリスティアーノ・ロナウドと41歳のペペだ。英公共放送『BBC』によれば、フランス戦でもフル出場した両者は試合後、ピッチ上で長い間、抱擁を交わし、C・ロナウドが慰めるなか、ペペは涙を流したという。

　ロベルト・マルティネス監督は「彼の涙は悔しさの表われだ」とコメント。「ペペはポルトガルサッカーの模範だ。今夜、そしてこの大会で彼が成し遂げたことは、次の世代にも語り継がれるだろう」と、EURO史上最年長出場選手となった重鎮を称えた。

　また指揮官は、C・ロナウドとペペの代表引退について問われると、「いや、すべてが不透明だ」と明言を避けた。「我々はまだ敗北の痛手から立ち直れていない。現時点で個別の決定はない」と語っている。
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　一方、「ロナウドは出場した５試合で１得点も挙げられず、チーム内での地位が常に疑問視されるなか、困難な大会を耐え抜いてきた」と伝える『BBC』に、元ポルトガル代表DFのジョゼ・フォンテは「彼らはおそらく代表チームでの終わりだと分かっているだろう。これからどうするのか」と見解を述べている。

「彼らはポルトガルのために多くのことを成し遂げてきた。時には、成長著しい若い選手たちに自分のポジションを譲り、才能を発揮させる必要がある」

　果たして、C・ロナウドとペペはいかなる決断をくだすのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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