現地時間６月26日に開催されたEURO2024のグループステージ第３節（F組）で、FIFAランキング74位の伏兵ジョージアは、クリスティアーノ・ロナウドらスターを擁し、すでに首位通過を確定させているポルトガルと対戦。２－０で快勝し、堂々の決勝トーナメント進出を決めた。

　プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたのは、フビチャ・クバラツヘリアだ。開始２分でカウンターから鮮やかに先制点を奪うなど、力強く攻撃を牽引した。

　UEFAの公式サイトによれば、2022-23シーズンにナポリをセリエA制覇に導き、リーグMVPとなった国民的英雄は試合後、興奮気味にこう語った。

「スクデットは僕にとって忘れられない瞬間だったけど、今日はもっと嬉しいよ。国を背負ってのプレーは、とても誇らしいからね。人生最高の日だ。タイトル獲得は僕の夢だったし、これも僕の夢だった。この感情を言葉にするのは難しい。とにかくハッピーだ」
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　大一番に際し、C・ロナウドと貴重な交流も果たしたようだ。

「試合前に顔を合わせた時、彼は成功を祈ってくれた。僕に話しかけてくれるなんて、想像もしていなかったよ。彼は偉大な選手であり、偉大な人間で、フットボールの内でも外でも素晴らしい人格者だ。とても尊敬しているし、世界最高の選手の１人だと思う。試合前に話しかけてくるなんて、アメイジングだよ。そのおかげで、今日は何かできると信じられたんだ。

　ロナウドのジャージを手に入れ、次のラウンドに進めた。ジョージアのフットボールファンにとって最高の日だ。我々は歴史を作ったんだ。ポルトガルに勝てるなんて誰も信じていなかっただろう。１％でも可能性があるのなら、それを実現できると証明したんだ」

　決勝トーナメント１回戦の相手は、これまた屈指の難敵スペイン。今大会の予選で顔を合わせた際は、ホームで１－７、敵地で１－３といずれも敗れている。

「彼らを非常にリスペクトしている。何度も対戦しているし、よく知っているよ。スペインとポルトガルは最高のチームだけど、今日はどんなチームにも勝てると証明できた。EUROに簡単な相手などいないが、自分たちのできる限りのベストを尽くす。相手をリスペクトしながらも、勝つために戦う」

　今大会唯一の初出場国で、ワールドカップを含めて初のメジャートーナメントに臨んでいるジョージア。再びサプライズを巻き起こせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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