「右も左も言葉も分からない少年」からなぜ蘭リーグ屈指の右SBに? 菅原由勢が実感した対応の変化「試合前後で別人かのように…」

2024年06月17日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

「この先については、しっかりクラブと話し合いたい」

地元愛知で小学生と交流した菅原。「まさか自分がサッカー教室をする側になるとは」と感慨深げだ。(C)SOCCER DIGEST

 オランダ1部AZに所属する菅原由勢が6月16日、地元の愛知県でサッカークリニックを開き、およそ100人の小学生と交流した。

 クリニック後、「ゆかりのある地で子どもたちと一緒にボールを使って楽しめました。まさか自分がサッカー教室をする側になるとは思っていなかったので、素晴らしい機会をいただいて本当に感謝です」と笑みを浮かべた23歳の日本代表DFは、今夏の移籍が有力視されるなかAZでの5年間も総括。10代で加入したクラブに強い愛情を持っているようだ。
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「右も左も言葉も分からない少年がオランダに行って...その時は野心しかなかったし、絶対ヨーロッパで成功を収める、ヨーロッパのトップレベルになる決心をしていましたけど、AZはもちろん良いクラブなので、傍から見たら難しいって思われていたし、そう感じる部分もありました。

 でもなんとか自分を奮い立たせて、絶対この地で成功する覚悟を決めて、言葉が分からないなりにコミュニケーションを取ろうとしたし、もちろん相手との勝負で負けないようにと無意識にやっていたのが、今考えたら分かるというか。無理して考えて『こうしなきゃ、こうしなきゃ』ってよりも、臨機応変にやれていたのが今に繋がっていると思います。

 ただの少年がA代表まで行けるレベルまで連れていってくれたのはAZだし、チームメイトだし、クラブの関係者の皆さん。そこに関しては感謝しかないので、この先については、しっかりクラブと話し合いたいです」

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