「大きな打撃」「辛い出来事」失意の北朝鮮戦からシリアはいかに立ち直ったか。クーペル監督は「まだ予選は終わっていない」

2024年06月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半ATに失点、0-1で敗れる

シリア代表を率いるクーペル監督。「日本に勝つためには、すべてをうまくやる必要がある」と意気込む。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 あと少しでタイムアップだった。だが、90+2分に失点。6月6日に行なわれた北中米ワールドカップのアジア2次予選・第5節で、シリアは北朝鮮に0-1で敗れた。

 この結果、グループBでシリアは勝点7で2位。1ポイント差で北朝鮮が3位。11日の最終節では、シリアは5戦全勝で首位に立つ日本と敵地で対戦。北朝鮮は勝点1で最下位に沈むミャンマーと中立地ベトナムで相まみえる。

 日本戦の前日会見に出席したシリアのエクトル・クーペル監督は「できれば、もっと違った状況でこの試合に臨みたかった」とコメント。失意の北朝鮮戦については、「本当に、選手たちにとっては大きな打撃となりました」と振り返る。

「92分、まさに試合が終わろうとしているタイミングで失点したので、それは辛い出来事でした」
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 もっとも、指揮官はすでに気持ちを切り替えている。

「私自身もこれまで監督として悔しい想いをしてきたこともありますが、プロのスポーツ選手は常にそういった悔しい想いをしたところから、再び、立ち上がって、新しいエネルギーで戦う。サッカーというのはそれを求められるスポーツです。試合を分析し、結論を出したうえで、再びフィジカルと頭を再始動させて、次の試合に臨む。この予選はまだ終わってはいません」

 痛恨の黒星を喫したが、「それを受け入れたうえで、立ち直って、明日の試合に臨みたい」と日本戦に向けて気合を入れた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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