好調・香川、先制ゴール! チームは危なげなく3発快勝!!――シュツットガルト 0-3 ドルトムント

2016年04月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

やはり2位と15位のチームでは、明白な実力差が表われた…。

(C) SOCCER DIGEST

 4月23日(現地時間)、ブンデスリーガ第31節でドルトムントはシュツットガルトの敵地に乗り込み、3-0の勝利を収めた。
 
 結果によっては今節でのバイエルンの優勝決定もあり得たが、やはり2位のドルトムントと15位シュツットガルトでは明確な実力差があり、ドルトムントは首位との勝点差7をキープした。
 
 試合は序盤から、両チームともに積極的な姿勢を見せる。とりわけ降格争いから抜け出したいホームチームは、何とか先に点を奪おうと攻勢に出、左サイドから何度か良いかたちを作った。
 
 対するドルトムントは、ボールを奪うと素早くカウンターに転じ、再三シュツットガルトを慌てさせる。相手が守備に問題を抱え、プレッシャーが弱かったこともあり、ボールを持った際のドルトムントは、実に効果的なプレーを見せた。
 
 そして21分、ロイスとのパス交換で左サイドを抜け出したムヒタリアンが余裕を持って中央に折り返すと、フリーで走り込んできた香川が合わせ、29節シャルケ戦以来となる今シーズン通算8点目(リーグ)を決めた。
 
 与えたくなかった先制点を許したシュツットガルトは、同点を狙ってコスティッチ、インスーアが左サイドからチャンスを作り、右サイドのハルニクもゴールに迫るも、ドルトムントDF陣にことごとくはね返され、その直後には逆にカウンターの脅威に晒された。
 
 前半終了間際、ドルトムントはラモスの横パスを受けたムヒタリアンが強烈なミドルを放ち、GKティトンが弾いたところをプリシッチが詰めて2-0。早くも安全圏に入った。
 
 後半は開始からしばらく、ホームチームがボールをキープするも、クロスやラストパスの精度の低さ、選手の間の意思のズレなどでチャンスには結び付かない。
 
 ドルトムントは無理をすることなく、しかし必要な際には厳しいプレスを仕掛けてボールを奪い、再三相手ゴールに迫る。
 
 56分、プリシッチからパスを受けた香川が左サイドからペナルティエリア深くに侵入し、よくコントロールされたクロスを上げると、ラモスがフリーでヘディングシュート。これはGKに防がれるも、こぼれ球をムヒタリアンが突き刺し、ドルトムントがダメ押しの3点目を決めた。
 
 以降、時間は十分にあったものの、シュツットガルトの得点機は71分のハルニクの胸トラップからのシュート、72分にCKからニーダーマイヤーが放ったヘディングシュート(GK正面)の2度に止まった。
 
 一方のドルトムントも、その後のチャンスは活かせなかったものの、こちらは終始余裕の展開で90分が過ぎるのを待てば良く、試合はアディショナルタイムなしで終了した。
 
 次節、ドルトムントはヴォルフスブルクと対戦。この30日(土)の試合結果に関係なく、バイエルンがボルシアMGに勝てば優勝争いは終焉を迎えるが、そのような状況でドルトムントが、そして香川がホームの観衆の前でどのようなプレーを見せるかが、興味の焦点となる。
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