【日本代表の最新序列】三笘&伊東が不在でも2列目は充実。トップ下が人材過多で久保は右サイド起用か

2024年05月25日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

大幅な入れ替えはなし

森保ジャパンの最新序列。(C)SOCCER DIGEST

 6月の北中米ワールドカップ・アジア2次予選(6月6日にアウェーでミャンマー、11日にホームでシリアと対戦)に挑む日本代表のメンバー26人が5月24日に発表された。

 すでに最終予選進出を決めているため、新戦力を試す場にする可能性もあったなか、大幅な入れ替えはしなかった。その26人について、現状の序列を整理した。

 システムは4-2-3-1としたが、対戦相手を考えると、実際は4-1-4-1の形で押し込む時間帯が多くなるだろう。

 GKは、アジアカップで正守護神を務めた鈴木彩艶(シント=トロイデン)が、おそらくパリ五輪に向けてU-23代表に回るために選外となった。先発候補は大迫敬介(サンフレッチェ広島)になるだろう。森保ジャパンに定着しつつある前川黛也(ヴィッセル神戸)、快進撃を続けるFC町田ゼルビアで躍動する谷晃生がどこまでその座を脅かせるか。

 アジア杯で評価を上げた毎熊晟矢(セレッソ大阪)が招集外となった右SBは、AZで好調だった菅原由勢が一番手。冬にプレミアリーグへ移籍した橋岡大樹(ルートン)は自信をつけており、持ち味の守備力でアピールしたい。
【PHOTO】ミャンマー&シリアと対戦!W杯アジア二次予選に挑む日本代表メンバー26人を一挙紹介!
 CBは、ふくらはぎの問題で3月シリーズは参加できなかった冨安健洋(アーセナル)と板倉滉(ボルシアMG)のコンビで堅い。欧州でも評価を上げている町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)と経験豊富な谷口彰悟(アル・ラーヤン)がバックアッパーと層も厚い。

 左SBはシュツットガルトの大躍進に寄与した伊藤洋輝が先発を担う。出番のなかった3月に続いて招集された37歳の長友佑都(FC東京)の起用法も注目だ。

 ダブルボランチはキャプテンの遠藤航(リバプール)と守田英正(スポルティング)が軸。ただ、得点力のある田中碧(デュッセルドルフ)、シーズン終盤に怪我から復帰し、コンディションを上げてきた旗手怜央(セルティック)と選択肢は豊富で、組み合わせを変える可能性もある。継続して招集された川村拓夢(サンフレッチェ広島)はどこまで食い込めるか。
 

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