【J2】稲本、「2002年思い出した」と自画自賛。C大阪を首位から引きずり落とす一発!

2016年04月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「日韓ワールドカップで決めた一発を思い出させた」。

途中出場の稲本が2シーズンぶりのゴール。「2002年のあの時のゴールを思い出した」と自画自賛した。(C) J.LEAGUE PHOTOS

 J2リーグは4月22日、横浜FC対熊本を除く9節の10試合を開催。札幌ドームでは、4位の札幌と首位のC大阪が激突した。

 試合は立ち上がりから個の能力で勝るC大阪が攻勢に出るものの、札幌が根気強く対応。次第に1トップの都倉、中盤のジュリーニョを中心とした攻撃で押し返す。

 前半を0-0で折り返すと、後半は一進一退の白熱した攻防に。53分にC大阪のブルーノ・メネゲウがボレーシュートでゴールを狙えば、札幌も57分に都倉がヘディングシュートでC大阪ゴールを脅かす。しかし、互いに決め手を欠き、試合は終盤へ。

 そして78分、札幌はボランチの深井に代えて稲本を投入。この交代が奏功する。82分、カウンターからジュリーニョ、内村とつなぎ、後方から駆け上がって最終ラインの裏を取った稲本にラストパスが通る。稲本は倒れ込みながらも冷静にゴール左隅へ蹴り込んだ。札幌が貴重な先制点を奪う。

 その後、C大阪が最後の猛攻を仕掛けるが、札幌が手堅く守り切りタイムアップ。札幌が、稲本の2シーズンぶりのゴールでC大阪に今シーズン初の黒星をつけた。同時刻にゲームのあった2位の町田が長崎に勝利したため、C大阪は首位陥落。2位に後退した。

 決勝点の稲本は、「皆さん覚えていらっしゃるか分かりませんが、2002年の時に決めたあのゴールを思い出しました」と、後方から追い越しを掛けて奪った日韓ワールドカップ・ベルギー戦のゴールを彷彿とさせる一発を、誇らしげに語った。

 
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