「6回当てて1点も…」「フットボールは不公平」パリSG指揮官が不運を嘆く。ドルトムントを祝福「おめでとう。決勝でも勝ってほしいね」

2024年05月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「正直、我々は勝利に値した」

エムバペと握手を交わすL・エンリケ監督。(C)Getty Images

 現地時間5月7日に開催されたチャンピオンズリーグ・準決勝の第2レグで、パリ・サンジェルマンはドルトムントとホームで対戦。第1レグと同様に0-1で敗れ、4年ぶりの決勝進出を逃した。

 キリアン・エムバペを擁するフランス王者は、押し気味に進め、放ったシュートの本数は実に31本。しかし、ポストとクロスバー直撃に泣き、最後までゴールを奪えなかった。

 ルイス・エンリケ監督は意気消沈。欧州サッカー連盟の公式サイトによれば、こう語っっている。

「正直、我々は勝利に値したと思う。31本のシュートを放ち、4回も枠を叩いた。2戦合計では6回も当てたわけだが、1点も奪えなかった。フットボールは時にアンフェアだ。とにかくドルトムントおめでとう。彼らは素晴らしいチームだ。決勝でも勝ってほしいね」
【動画】明暗を分けたフィニッシュの質。パリSGは最後までゴールを奪えず
 それでも就任1年目のスペイン人指揮官は、「(自分たちの)チームには満足している」と、死力を尽くした選手に労いの言葉を寄せた。

「真のスピリット。全てを出し切ったチーム。サポーターも素晴らしかった。この一体感をこれからも持ち続けたい。シャツのために汗を流した選手たち。繰り返すが、ファイナルに進んだチームを祝福しなければならない。

 前半で見たプレー、2つのレグを通して見たプレーに満足している。彼らは私が求めたことをやってくれた。スピリットは素晴らしかった。もちろん、改善すべき点はあるし、それが来シーズンの課題だ。責めるべき点があるとすれば、不利に働いた運だろう」

 リベンジを期すパリSGは、絶対エースとして長年に渡って攻撃を牽引してきたエムバペの退団が有力視されるだけに、アッタカー陣の再編成が求められる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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