「『本当に良いゲームだったね』って」元同僚の宮市亮&天野純が語る韓国レジェンドの人柄「活躍できたのは彼のおかげ」

2024年04月25日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

ACL準決勝で再会。試合後に健闘を称え合う

かつて共闘したイ・チョンヨン(中央)について語った宮市(左)と天野(右)。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)/SOCCER DIGEST

 横浜F・マリノスは4月24日、ACLの準決勝・第2レグで、韓国王者の蔚山現代とホームで対戦。敵地での第1レグは0-1で接戦を落としたなか、3-2で2戦合計3-3とし、PK戦まで持ち込んだ末に、クラブ史に残る激闘を制し、アル・アインとの決勝に駒を進めた。

 まさにノーサイド――。試合後、横浜国際総合競技場で微笑ましい光景が広がった。宮市亮と天野純が元チームメイトのイ・チョンヨンと熱く健闘を称え合い、再会を祝したのだ。

 宮市はイングランドのボルトンで、今回は古巣対戦となった天野は蔚山で、イ・チョンヨンと共にプレー。韓国代表で89キャップを誇るレジェンドとの間には、それぞれ深い思い出があるようだ。
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 宮市は「『本当に良いゲームだったね』『おめでとう』って言葉を掛けてもらいました。本当のお兄ちゃんのような存在なので、素直に『おめでとう』と言ってくれましたし、『頑張ってね』ってことを話し合いました」と会話の内容を伝えたうえで、今も続く交友関係をこう明かした。

「オフシーズンに僕が韓国に行ったり、彼が日本に来てくれたり、親交があります。だけど、ピッチの上で戦う機会はなかなかなかったので。今回は僕らに(勝利が)転んでくれて良かったなと思います。

 この間の試合(蔚山での第1レグ)が終わって、少し食事する時間があってゆっくり話しました。(一緒に戦った際は)僕が 19歳で彼が22歳ぐらい。『この10数年でこういった形で会うなんて想像してなかったね』って話はしていました。お互いまだ現役として、この高いレベルでやれていることは本当に素晴らしいと思いますし、勝負の世界でどっちに転ぶか分からないですけど、今回に関しては本当に良かったです」
 

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