「驚きが100でした」GK山田大樹は自身の招集に衝撃。パリ五輪をかけたU-23アジア杯での抜擢に何を思ったか【U-23代表】

2024年04月14日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「日本代表は誰でもつけれるものじゃない」

山田がU-23日本代表に招集された心境を明かした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 パリ五輪への出場権をかけた重要な大会での招集に何を思ったか――。

 U-23アジアカップに挑むU-23日本代表は、現地4月8日からカタールでキャンプを実施。昨年9月のアジア競技大会以来の招集となったGK山田大樹(鹿島)は、今回の活動に並々ならぬ思いで臨んでいる。

 直近では大岩ジャパンとほとんど無縁だったなかでの抜擢。招集の知らせは自チームでのアウェー戦を終えた帰りの飛行機に乗る直前に聞いたという。

「帰りの飛行機に乗る前に言われて、最初は何のことかな、と。びっくりしましたね。全く準備してなかったんで、驚きが100でした」
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 山田はこれまでU-15日本代表から各世代の代表に招集されてきたが、2019年のU-17W杯では怪我の影響でメンバー入りはかなわず。昨年のアジア競技大会にも参加したが、クラブ事情により途中離脱するなど、悔しい思いもしてきた。

「いつも最後の最後で外れたり、一番いいところで離脱したり、そういうのが続いたんで、今回こそはと思って僕も来ました。今大会でパリの切符を掴まないと、その話はまず始まらないので、しっかりこの大会集中してやりたいです。

 日本代表は誰でもつけれるものじゃないですし、必ず責任というのはついてくるもの。そこは公式戦や親善試合関係なく、僕は毎回そういうふうに思っています」

 22歳のGKは、日の丸を背負う責任をしっかりと認識しながら、「試合に出ることが個人としては一番ですけど、やっぱりチームがパリの切符を掴むところが一番。自分が試合出る出ない関係なく、チームの力になれるようにやるっていうのはもう決めてきた」と、自身のアピールとチームの勝利のために全力を尽くすつもりだ。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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