横浜DF小池裕太が長期離脱からの復帰戦で存在感「仕掛けるとか、クロスとか、特長を出せた」

2024年04月14日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

「これだけできることを証明できた」

昨年7月以来の公式戦復帰を果たした小池裕。(C)SOCCER DIGEST

[J1第8節]横浜 2-2 湘南/4月13日/日産スタジアム

 横浜F・マリノスは4月13日、J1第8節で湘南ベルマーレと対戦した。

 立ち上がりから一進一退の攻防が続くなか、横浜は21分に塩貝健人のゴールで先制するも、41分に同点に追いつかれる。

 1-1で折り返した48分に、ナム・テヒの得点で再びリードしたが、80分に同点弾を許し、2-2で勝点1を分け合った。

 2度のリードを守り切れず、悔しいドローになった横浜だが、一方で嬉しいトピックもある。右膝の負傷で長期離脱していたDF小池裕太が、昨年7月の天皇杯3回戦以来の戦列復帰を果たしたのだ。
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 本職の左SBではなく、左ウイングで先発した背番号26は、持ち前のスピードを活かして敵守備陣の背後を取れば、果敢にシュートを狙って相手ゴールを脅かすなど躍動。48分のチーム2点目も、小池裕の強烈な左足シュートのこぼれ球をナム・テヒが詰めたもので、得点にも絡んで見せた。

 約9か月ぶりの公式戦に、小池裕は「昂った部分もありましたけど、冷静にできました」と少し安堵した表情で語り、自身のプレーについてはこう振り返った。

「ウイングだったので、最初はちょっと空回りしましたけど、やることは明確だったので、ボールを持ったら仕掛けるとか、クロスを上げるとか、自分の特長を出せました」

 コンディションは「良い状態」だという27歳は、「復帰戦でこれだけできることを証明できましたし、自信にもなりました。これからACL(アジア・チャンピオンズリーグ)もあるので、チャンスがきたら自分の価値を見せたい」と意気込んだ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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