【J1ベストイレブン】絶妙FKの中村がMVP。首位浮上の浦和から森脇を、神戸からは最多の4人を選出|1stステージ・5節

2016年04月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

GK陣がハイレベルなパフォーマンスを披露。PKを阻止した横浜の飯倉、鳥栖の林も素晴らしかったが…。

【1stステージ5節のベストイレブン】最多選出は4人の神戸。クラブでCBを務める森脇と塩谷は、適性を考慮してSBに配した。

【選出理由】
 アウェーでG大阪との熱戦を制した横浜のなかでも、直接FKで流れを呼び込んだ中村の存在感は別格だった。最多選出は神戸の4人。強力FW陣だけでなく、CB岩波やボランチの三原らが守備を引き締めた。

 また、首位浮上の浦和からは、鮮やかなドライブシュートで決勝点を決めた森脇を選出。GKは、ともにPKを止めた横浜の飯倉、鳥栖の林も素晴らしいパフォーマンスを見せたが、ファインセーブ連発で"2点分"を阻止した川崎のチョン・ソンリョンを選んだ。
 
【今節のベストイレブン】
GK
1 チョン・ソンリョン(川崎) 7
前半終了間際、遠藤の正確なミドルを横っ飛びで辛うじて触る好守。終了間際の大ピンチでも片手で触るなど、少なくとも2点分を阻止した。
 
DF
5 岩波拓也(神戸) 
クロスを何度も強烈なヘッドで弾き返す。湘南の藤田祥や端戸に、前を向いて仕事をさせなかった。快勝した湘南戦の守備面のMOMだ。
 
3 森重真人(FC東京) 6.5
43分にPKで同点弾を叩き込み、終盤の81分にはヘッドで決勝点とCBで2ゴールは見事。レッドカード(86分)のぶん、マイナス「0.5」にした。
 
33 塩谷 司(広島) 6.5
勢いよくエリア内に侵入してPKを獲得。1対1の対応も安定感があり、パフォーマンスが上がってきた。
 
46 森脇良太(浦和) 7
ミドルレンジで胸トラップし、浮き球に回転をかけて豪快に叩き込む。大空翼でさえ嫉妬するような芸術的なドライブシュートだった。ただ、90+2分に甲府の稲垣のマークを外してしまった失点は、今後の教訓にしたい。
 
MF
THIS WEEK MVP
10 中村俊輔(横浜) 7 

自身の記録を更新するJ通算22点目の直接FK。さらに試合をコントロールする冷静なパスさばきと、持ち味を存分に発揮した。
 
25 茶島雄介(広島) 7
巧みにアタッキングゾーンに侵入。機動力を生かして攻撃を加速させ、嬉しいプロ初得点を記録。
 
24 三原雅俊(神戸) 6.5
この日特筆すべきは守備面。危険なエリアを先に埋めて、湘南のパウリーニョがプレーしやすい間合いに持ち込ませないように対応。セカンドボールもよく拾った。
 
FW
7 ペドロ・ジュニオール(神戸) 7(90+4分OUT)
湘南GK村山のキックをブロックし、1点目につなげる。さらにペナルティエリア内の深い位置でボールをキープして三竿をかわして、逆転ゴールをもたらす。後半途中からは右サイドハーフに入って、菊池と三竿の攻撃参加を封じた。
 
11 レアンドロ(神戸) 7
確実に前線で起点となり、チーム全体の推進力を引き出す(最終ラインから)役割をこなす。勝負どころを見逃さない決勝ゴールはさすがだった。

9 ピーター・ウタカ(広島) 7(90分)
前半からどんどん良いボールが入ってきた。PKを含む2得点をゲットも、もっと得点を重ねられた。

※選手名の左の数字はクラブでの背番号。右は今節の採点。
採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。

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