【U-23日本 2-0 U-23ウクライナ|採点&寸評】2年ぶり代表復帰のアタッカーをMOMに! 無失点の守備陣も高評価

2024年03月26日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

素早い守備への切り替えが光る

【警告】日本=なし ウクライナ= なし【退場】なし 【MAN OF THE MATCH】荒木(日本)写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[国際親善試合]U-23日本 2-0 U-23ウクライナ/3月25日/北九州スタジアム

 U-23日本代表は3月25日、国際親善試合でU-23ウクライナ代表と北九州スタジアムで対戦し、2-0で快勝を収めた。

 日本は立ち上がりから主導権を握ると、48分にセットプレーの流れから佐藤恵允がゴールに押し込み先制。さらに76分には田中聡が、ペナルティエリア左から豪快なシュートを叩き込み2点差に。このまま無失点に抑え、3月の活動を勝利で締めくくった。

▼U-23日本代表のチーム採点「6.5」
 この日はマリ戦以上に、大岩剛監督が志向するハイプレスが効いていた。

 立ち上がりから連動した守備を見せて高い位置でボールを奪い、ショートカウンターを発動。ワンタッチのテンポの良い繋ぎで相手ゴールに迫り、意表を突いたサイドチェンジで、両サイドのスペースを有効に使い、クロスからもチャンスを創出した。

 またシュートの意識も高く、序盤から荒木遼太郎が何度も狙ったほか、CKのこぼれ球を拾った松木玖生、佐藤が惜しいシュートを放つなど、セカンドボールへの反応も速かった。

 特に奪われた後の素早い守備への切り替えは徹底されていて、相手に簡単に前進を許さず。シュート数はウクライナの1本に対して日本は17本と終始圧倒した。ただ、これだけのシュートを放ちながら2得点は物足りない。決めるべきところで決め切れない課題は残る。

 MOMには、絶妙なポジショニングで何度も決定機に絡んだ荒木を選出。球際で負けなかった中盤の選手、無失点に抑えた守備陣も高く評価した。
【PHOTO】雨の北九州スタジアムに集結し、後押しし続けたU-23日本代表サポーターを特集!
▼U-23日本代表の出場17選手&監督の採点・寸評

GK:小久保玲央ブライアン|採点6/押し込む展開であまり見せ場はなかったが、タイミングの良い飛び出しピンチを凌ぐなど、安定感があった。

DF:大畑歩夢(85分OUT)|採点7/出足の速さを活かしてボールを刈り取れば、攻撃参加でも存在感。攻守に積極的で左サイドを支配した。

DF:馬場晴也|採点6.5/序盤、不用意な前への飛び出しで背後のスペースを使われてピンチを招いたが、徐々に落ち着きを取り戻し、的確なラインコントロールを見せた。

DF:関根大輝|採点6.5/斜め前へのロングボールで好機を生むなど、勇気あるチャレンジが光る。CKでニアに飛び込んでボールに触り、先制点にも絡んだ。

DF:鈴木海音|採点6.5/守備の安定感はさることながら、ビルドアップでのパス選択も冷静。背後のケアも見事だった。
 

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