「これを1杯飲めば、練習直後の栄養補給は大丈夫」サッカー専門トレーナー“ガクトレ”斎藤岳が『ALL IN ONE PROTEIN』を発売!

2024年03月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

2つのこだわりポイント

自身が開発した『ALL IN ONE PROTEIN』を手にする斎藤氏。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 サッカー専門のトレーナーで"ガクトレ"の名で知られている斎藤岳氏が、サッカー選手のためのプロテイン『ALL IN ONE PROTEIN』を発売した。

 V・ファーレン長崎の米田隼也や元日本代表の久保裕也(FCシンシナティ)と契約するトレーナーが構想に2年をかけて作り上げたプロテインには、どのような思いが込められているのか。

Q 今回のプロテイン開発でこだわった部分は?

「一番の強みは糖質の含有量です。たとえば他社のプロテインは、糖質量が3から多くて6グラムです。筋肉をリカバリーさせるには、身体のなかでタンパク質をアミノ酸に分解して筋肉に届けるメカニズムが重要ですが、分解の過程で糖質が身体に吸収されていないと、タンパク質がアミノ酸に分解されにくく、アミノ酸が筋細胞に入りにくい状態になってしまいます。

 だいたい90分の試合を行なったら、40%くらいの人が低血糖になると言われているなかで、タンパク質だけを摂っても効果が出ない可能性が高いんです。それに対して、僕の作ったプロテインは、糖質が18.2グラム入っています。主にこのくらいの量の糖質を練習直後に摂るとリカバリーが早く進むと言われているので、必要な量が含まれているのが一番のポイントです。

 あとは、BCAAって聞いたことありますか? BCAAというのは、タンパク質がアミノ酸に分解された時、20種類になるんですけど、そのうちの特にリカバリーに関与するのがBCAAです。これを他社のアミノ酸補給食と同じ量を入れています。

 BCAAは吸収がかなり早いので、それにプラスして一般的に知られている吸収速度の早いホエイと、ソイっていう吸収スピードが遅いタンパク質も入れているので、BCAAで即時的に吸収させてホエイ、ソイと順番に最後の最後まで時間をかけて吸収させて、次のご飯までリカバリーが進むような状態を作る。専門用語でいうと、血中アミノ酸濃度を維持させると言うんですけど、それを達成させるのが2つ目のこだわったポイントです」

Q BCAAは従来のプロテインには、あまり含まれていないのでしょうか?

「少し専門的な話になりますが、ホエイプロテインを分解していくとBCAAが含まれていますが、この量のBCAA単体を後入れしているプロテインは存在しない。要は、分解されたらBCAAになるけど、BCAA単体が入っているものはないんです。ALL IN ONE PROTEINならBCAA単体をそのまま摂れる。ホエイプロテインだと、1時間ぐらい経たないと血の中に入っていかないものが、BCAA単体なら15分で入ってくる。従来のものよりも、早く吸収できるということです」

Q 様々なプロテインがあるなかで、こちらを開発しようとしたきっかけは?

「一番のきっかけは、自分が鳥取城北高校と2021年から、かかわらせていただいて、そのチームを初めて見た時、練習後にプロテインなどの補食を摂取している姿があまり見られず、むしろ大半の選手が何も食べたり飲んだりせずに帰っていたんです。それでは強くなれないなと感じました。この子たちに一番飲んでほしいプロテインを作りたいなと思ったのがきっかけですね。これを1杯飲めば、練習直後の補食は大丈夫っていうものを作りたくて、それで2年かけて完成しました」

 

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