温暖サウジから一転…清水梨紗、国立での最終決戦へ「寒いですね。色んな準備をしないといけない」「今日で知った」

2024年02月26日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

「ブラジルで2戦やったことは、今回に絶対活きる」

不動の右SB清水。なでしこジャパンをパリ五輪出場に導けるか。写真:早草紀子

 なでしこジャパンが2月26日、2日後に国立競技場で行なわれるパリ五輪のアジア最終予選・第2戦の北朝鮮戦(サウジアラビアでの第1戦は0-0)に向け、千葉県内でトレーニングを行なった。

 この日はかなりの強風。コーナーフラッグは激しく揺れ、置いてあったマーカーコーンが転がってしまうほどだ。報道陣の間で「寒い、寒い」の声が飛び交った。

 31度のなかで戦ったサウジアラビアから一転、選手たちは寒さへのアジャストが求められる。

 主軸を担う清水梨紗(ウェストハム)は練習後、「気温の差は大きいと思う。その辺は気になるか?」と問われ、「寒いですね」とズバリ。寒暖差への備えをこう伝えた。
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「それに加えて、今日は風が強かったので。あんまり日本の気候を知らないですけど、試合の時にちょっと風とか、そういったコンディションになるかもしれないのは、今日で知ったというか、色んな準備をしないといけないなと思いました」

 昨年末にはブラジルとのアウェー2連戦を実施。その際は初戦を3-4で落とすも、2戦目は2-0で快勝を収めた。「1戦目の課題を修正して2戦目に繋げる部分は、当時の経験が活きそうか?」との問いには、こう答えた。

「この間、ブラジルで2戦やったことは、今回に絶対活きると思います。けど、この一戦で決まるっていうのは...形式上は2戦やっていますけど、いつもやっている試合とも変わらず、トーナメントとも変わらない。あんまり考えすぎず、試合に集中して、今回出た反省を活かして、次に向けて良い準備ができたらなと思います」

 なでしこジャパンは聖地国立に駆けつけたサポーターと共に、歓喜の瞬間を迎えられるか。勝てばパリ五輪出場が決定、負ければ1つのサイクルが終わってしまう。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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