【J1】中村憲剛が圧巻の2発!! 芸術FK弾とショートコーナーから鮮烈ミドル!

2016年03月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

約25メートルの直接FKと技ありのミドルをねじ込む。

立ち上がりの9分に先制FK弾。2点目のミドルを含め、中村の高い技術が活かされたゴールだった。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは3月19日、第1ステージ・4節の7試合が行なわれる。山梨中銀スタジアムでは甲府対川崎が14時にキックオフされた。

【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・4節 甲府 0-4 川崎

 主役は、ホームの甲府でもJ1最多得点記録の更新を狙う大久保でもなかった。川崎の背番号14が二度の鮮烈なゴールでスタジアムを沸かせた。

 まずは立ち上がりの9分、いきなり中村が観衆の度肝を抜く。ゴール前約25メートルの位置から直接FKを得た川崎は、中村が右足で狙う。見事な曲線を描いたボールは壁の頭上を越え、GK河田の守るゴールを射抜いた。

 これで勢いに乗った川崎は、完全にペースを掴んでゲームを支配。25分にもCKの流れから森谷が追加点を挙げ、2-0として前半を折り返す。

 そして、中村が再び輝きを放ったのは66分。左CKを得た川崎は、キッカーの中村がショートコーナーを選択。味方からの折り返しを受けた中村は、ゴール前へクロスを送ると見たGK河田がゴールを一歩離れたと見るや、ニアサイドへ強烈なミドルを放つ。これが見事にゴールネットに突き刺さった。

 身体の向きはクロスを送るような態勢のまま、ほぼ足首の返しだけで狭いニアサイドを抜いた。センスと技術に溢れた一発を、ゴール裏の川崎サポーターの目の前で披露してみせた。

 川崎はその後も鮮やかなパスワークから田坂がダメ押しの4点目を奪って試合を決める。ラストプレーでは中村が直接FKを狙ったが、これは外れハットトリックとはならなかったものの、4-0で川崎が完勝。勝点を10に伸ばして首位をキープした。
 
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