２月７日に行なわれたアジアカップの準決勝で、開催国のカタールがイランと対戦。３－２で激闘を制し、連覇に王手をかけた。

　開始早々の４分に先制を許したカタールは、17分にジャッセム・ガベル・アブドゥルサラムのゴールで追いつくと、43分にアクラム・アフィフが圧巻のゴラッソを決めて逆転に成功する。

　51分に、ハンドで献上したPKで同点とされたものの、82分にアルモエズ・アリのシュートで勝ち越しに成功。その後は退場者を出したイランの猛攻を受けるも凌ぎ切り、ヨルダンが待つ決勝に駒を進めている。

　試合後、日本代表の谷口彰悟と同じアル・ラーヤンに所属するDFのバッサム・アル・ラウィは「とてもハッピーだし、自分自身を誇りに思う。さあ、優勝カップを獲る時が来た。ヨルダン戦に向けて準備するのに２日ある。大事な試合だ」と意気込んだ。
【動画】左45度、カタール代表アフィフの圧巻ゴラッソ！

「決勝でアラブの２か国が対戦することはアラブ人にとって特別なことだ。おそらく人々はアラブ諸国のサッカーが向上しているのを大変喜ぶだろう。アジア最大の大会で、決勝に進出できたことに満足している」

「（準々決勝の）ウズベキスタン戦とイラン戦はどちらが難しかったか？」という質問には、こう答えている。

「もちろんイランだ。難しい試合だった。（イランは）誰もが優勝するか決勝に行くだろうと話していた国の一つだと思う。だから、彼らを倒すのは特別なことなんだ。長い間、僕たちは彼らに勝てなかったから、なおさら特別だ。ご存知のとおり、イラン代表にはヨーロッパでプレーする選手がたくさんいるからね」

　連覇まであと１勝となったカタールは現地10日、ヨルダンとの決勝に挑む。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部／現地特派）

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