【日本代表】ハリルが本田に求めるのはストライカーの仕事。W杯予選6試合連続ゴールでチームを勝利に導けるか

2016年03月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「オブリックランニング(斜めに走る動き)を使って16メートルの中に入って欲しい」(ハリルホジッチ監督)

ワールドカップ予選で5試合連続ゴール中の本田。今回の2連戦でも、"ストライカーの仕事"を果たせるか。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 ロシア・ワールドカップ2次予選でチーム最多の5得点を挙げる本田に、ハリルホジッチ監督はストライカーとしての仕事を求めるようだ。
 
 3月17日に行なわれたメンバー発表会見の席で、指揮官は「ミランでは右サイドハーフですが、代表ではもっと前。ミランとはまったく違う要求をすることになります」とし、「A代表では中盤というより、FWで使いたい」と明言した。
 
 ミランではサイドでタメを作り、主にチャンスメーカーとして機能している本田だが、「得点を取るところを向上させなければいけません」(ハリルホジッチ監督)というA代表では、ゴールという結果を要求される。
 
 従来通りのウイング起用なのか。CFへの本格的なコンバートなのかは未知数だが、指揮官は「オブリックランニング(斜めに走る動き)を使って16メートルの中に入って欲しい」と語っている。どのポジションで起用されるにせよ、よりゴール前に進出する機会を増やすようリクエストされるのは間違いないだろう。
 
 本田の帰国予定日は22日で、アフガニスタン戦の2日前。ミランでの試合を見る限り、コンディションは上がっているものの、長距離移動や準備期間の短さによる不安は拭えない。
 
 それでも、本田にかかる期待は大きい。このアフガニスタン戦でゴールを決めれば、本田はワールドカップ予選で6試合連続ゴールという快挙を達成する。
 
 今回のアフガニスタン、シリアとの2連戦には、ハリル体制下で初招集のハーフナー・マイクや「この前のミニ合宿でかなりのクオリティを見せてくれました」(同監督)という小林らライバルがひしめく。とはいえ、彼らに容易く席を譲る気はないだろう。
 
 2次予選の首位通過がかかったこの2連戦で、背番号4がどんなプレーを見せるか注目だ。
 
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