タジキスタンがPK戦を制してベスト8に進出! UAEは後半ATに追いつくも無念の惜敗【アジア杯】

2024年01月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

1-1でPK戦に突入

タジキスタンのハノノフ(中央)が先制のヘディングシュートを決めた。(C)Getty Images

 カタールで開催されているアジアカップのラウンド16が現地1月28日に行なわれ、タジキスタンとUAEが対戦。タジキスタンが1-1で突入したPK戦を5-3で制し、ベスト8に進出した。

 グループAを2位で通過したFIFAランキング106位のタジキスタンと、グループCを2位で突破した同64位のUAEが激突。試合序盤から、互いに積極的に攻め合う展開になった。

 UAEはボール保持率で上回って相手を押し込み、9分にはカイオ・カネドがシュートを放つ。対するタジキスタンは、相手DFの背後を狙う長い距離の縦パスで打開を図る。

 そのなかで、先制したのはタジキスタンだった。30分、左CKの流れからゾイル・ジュラバエフが上げたクロスに反応したバフダト・ハノノフが、見事に頭で合わせて押し込んだ。

 ビハインドになったUAEは攻勢を強め、38分のザイド・スルタンによるシュートなどチャンスを作ったが、得点には至らない。前半はタジキスタンの1点リードで終わった。
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 迎えた後半も、ボールを握るUAEと、縦への速い攻撃を仕掛けるタジキスタンの構図のなかで、後者が立て続けに得点機を迎える。55分にエフソン・パンジュシャンベ、58分にはアリシェル・ジャリロフがシュートを放ったが、ともに相手GKハリド・エイサに阻まれた。

 追いつきたいUAEは、78分に途中出場のアリ・サレーが右足を振るが、枠を捉えられない。さらに、90+1分にはヤヒヤ・アル・ガサニのミドルシュートが、惜しくもポストに直撃する。

 このまま終了するかと思われた90+5分に、UAEが追いつく。アリ・サレーのFKに反応したハリファ・アル・ハマディがヘディングシュートを叩き込んだ。

 今大会初となる延長戦は互いに譲らず、同点のままPK戦に突入。これをタジキスタンが5ー3で制した。

 この結果、タジキスタンは初出場で準々決勝に進出。一方、UAEは3大会連続のベスト8はならなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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