チョ・ギュソンへの辛辣な書き込みが大問題に
調子がいまひとつ上向いてこないソン・フンミン(右)。決勝トーナメントで爆発なるか。(C)REUTERS/AFLO
カタールで開催されているアジアカップ2023はグループステージの全日程を終え、決勝トーナメントに進むベスト16が出揃った。日本と韓国は苦しんでともにグループ2位での突破となったが、終わってみれば前評判の高かったチームはすべて勝ち抜く結果となっている。
【画像】アジアカップ2023のベスト16が確定! トーナメント表と対戦カードを総チェック!
それでも、グループE最終節の韓国vsマレーシア戦のゲーム展開は衝撃だった。
21分にCKから韓国が先制。ここまで2連敗で1点も取っていなかったマレーシアにプレッシャーを掛けたが、立て続けに守備陣の連携ミスなどから失点して、なんと逆転を許してしまう。後半になってふたたびペースを掴み、83分にイ・ガンインが直接FKをねじ込むと、90+4分にはソン・フンミンが魂のPKを決めて再逆転。千両役者が揃って得点を挙げて韓国が勝利、ラウンド16での日韓戦実現かと色めきだったが…とんでもないドラマはアディショナルタイム14分に待っていた。韓国守備陣はまたしてもマレーシアに一瞬の隙を突かれ、鮮やかな同点ゴールを蹴り込まれたのだ。
試合は3-3でタイムアップ。韓国はグループEの2位となり、ラウンド16ではサウジアラビアと戦うこととなった。
大会公式のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたのがエースFW、ソン・フンミンだ。試合後の取材対応では、さすがに神妙な面持ちを崩さなかった。外国人記者からの質問にも英語で真摯に答えていたが、韓国代表チームや選手への批判に関する話題になると、韓国報道陣に向けて韓国語で次のように語りかけた。
「本当は大会前にみなさんに話そうと思っていたんですが、それができなかった。だから今、あらためてお願いします。選手を揺さぶらず、どうか守ってあげてください。この大会に入ってから、多くのファンが一部の選手に対して、SNSやネットで一線を越えた意見を寄せています。傍で見ていて悲しくて心が痛む。本当にやめてほしい。すべての選手には家族があり、友人や仲間がいる。彼らはサッカー選手である前にひとりの人間なんです」
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それでも、グループE最終節の韓国vsマレーシア戦のゲーム展開は衝撃だった。
21分にCKから韓国が先制。ここまで2連敗で1点も取っていなかったマレーシアにプレッシャーを掛けたが、立て続けに守備陣の連携ミスなどから失点して、なんと逆転を許してしまう。後半になってふたたびペースを掴み、83分にイ・ガンインが直接FKをねじ込むと、90+4分にはソン・フンミンが魂のPKを決めて再逆転。千両役者が揃って得点を挙げて韓国が勝利、ラウンド16での日韓戦実現かと色めきだったが…とんでもないドラマはアディショナルタイム14分に待っていた。韓国守備陣はまたしてもマレーシアに一瞬の隙を突かれ、鮮やかな同点ゴールを蹴り込まれたのだ。
試合は3-3でタイムアップ。韓国はグループEの2位となり、ラウンド16ではサウジアラビアと戦うこととなった。
大会公式のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたのがエースFW、ソン・フンミンだ。試合後の取材対応では、さすがに神妙な面持ちを崩さなかった。外国人記者からの質問にも英語で真摯に答えていたが、韓国代表チームや選手への批判に関する話題になると、韓国報道陣に向けて韓国語で次のように語りかけた。
「本当は大会前にみなさんに話そうと思っていたんですが、それができなかった。だから今、あらためてお願いします。選手を揺さぶらず、どうか守ってあげてください。この大会に入ってから、多くのファンが一部の選手に対して、SNSやネットで一線を越えた意見を寄せています。傍で見ていて悲しくて心が痛む。本当にやめてほしい。すべての選手には家族があり、友人や仲間がいる。彼らはサッカー選手である前にひとりの人間なんです」
そして韓国代表のキャプテンは「周囲の期待に応えようと選手たちは最善を尽くしています。だから選手たちをもう少し大切にしてほしい」と呼びかけ、「記者の皆さんにお願いしたいし、サッカーファンの皆さんにも懇願します」と力を込めた。
グループステージ第2戦のヨルダン戦が2-2で終わると、韓国代表のユルゲン・クリンスマン監督を筆頭に批判的な声が殺到した。とりわけ2戦連続でスタメンに名を連ねながら、決定機でシュートを外すなど精彩を欠いたFWチョ・ギュソンへの誹謗中傷は酷く、彼の公式インスタグラムにはおびただしい数の辛辣なコメントが書き込まれた。
チョ・ギュソンはマレーシア戦でも先発したが不発。ソン・フンミンは度が過ぎたバッシングがまた起こることを危惧して、前述のような発言をしたものと考えられる。
グループステージ第2戦のヨルダン戦が2-2で終わると、韓国代表のユルゲン・クリンスマン監督を筆頭に批判的な声が殺到した。とりわけ2戦連続でスタメンに名を連ねながら、決定機でシュートを外すなど精彩を欠いたFWチョ・ギュソンへの誹謗中傷は酷く、彼の公式インスタグラムにはおびただしい数の辛辣なコメントが書き込まれた。
チョ・ギュソンはマレーシア戦でも先発したが不発。ソン・フンミンは度が過ぎたバッシングがまた起こることを危惧して、前述のような発言をしたものと考えられる。