フセインを抑えきれず。「僕の背中に逃げた」。伊藤洋輝が痛感したパワーと駆け引きの差【アジア杯】

2024年01月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

目の前で2点目を決められてしまう

失点に絡んだ伊藤。攻撃面ではタイミング良く攻め上がったが、クロスはなかなか味方と合わなかった。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

[アジア杯GS第2節]日本 1-2 イラク/1月19日/エデュケーション・シティ・スタジアム

 アジアカップのグループステージ第2節で、日本はイラクに1-2で敗れた。勝てば決勝トーナメント進出を決められたが、それは持ち越しとなった。

 左SBで先発した伊藤洋輝は、「前半に2失点してしまったので、ゲーム展開が苦しくなった。後半、焦らずに攻めていこうということで、1点を返しましたけど、遅かったです」と試合を振り返る。

 開始5分にスコアを動かされた。右サイドからのクロスをGK鈴木彩艶が弾き、そのこぼれ球を相手FWアイメン・フセインにヘッドで押し込まれた。

「18番はヘディングも強いし、フィジカルにも特長がある選手。そのシーンだけではなくて、ロングボールも含めて起点を作られた。サイドを何回も突破されていたので、やはり、まずはクロスを上げさせないというところをもう一回やっていきたい」

 そう語る伊藤は、45+4分の2失点目では悔しい思いをしたはず。目の前でフセインにゴールを決められたからだ。
【動画】GS突破ならず。イラク戦、日本の失点シーン
 右サイドからのクロスを許し、走り込んできたイラクの18番にヘディングシュートをぶち込まれる。マークについていたのは、伊藤だった。

「見ていたんですけど、僕の背中に逃げたので。そっちに行ったのは分かったんですけど、パワーを持って入ってこられて、もう一歩前に反応できれば触れたんですけど、そこの差でやられた感じです」

 強さと駆け引きで後手に回った。抜群の決定力を見せつけたFWに「ボックスの中では、すごく自信を持っているなと感じました」。

 突きつけられた現実。この経験を、さらなる成長の糧にするしかない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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