【J1】鳥栖の豊田は不発。割り切った甲府の守備を崩しきれずに…

2016年03月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

65分に甲府の新井が退場。その後は一方的な展開だったが…。

鳥栖のエース豊田は、甲府守備陣のタイトな守備にあって仕事ができなかった。(C)J.LEAGUE PHOTOS

 J1リーグの第1ステージ・3節は、3月12日に7試合を開催。16時キックオフのゲームでは、鳥栖と甲府が対戦した。
 
 前半はホームの鳥栖が押し気味に進めた。とりわけ、サイド攻撃が効果的で、18分には岡田のクロスに豊田が飛び込み、惜しいチャンスを作った(判定はオフサイドだったが)。
 
 しかし、守る時間の長かった甲府が、31分にワンチャンスをものにする。
 
 左サイドでボールを受けた田中が中央に縦パスを入れると、これを受けたニウソンがタメを作り、最終ラインの裏にスルーパス。最後はクリスティアーノがGKの動きを見極め、ファーサイドにグラウンダーのシュートを流し込んだ。
 
 後半も、引き続き鳥栖が主導権を握って試合を進めた。中盤での攻防で優位に立ったホームチームは、SBが高い位置を取って圧力をかける。すると、56分。左SBの吉田がサイドを突破し、ゴールライン付近からクロスを供給。これにキム・ミヌが合わせて同点に追いついた。
 
 さらに、65分に甲府の新井が2枚目の警告を受けて退場すると、試合は一方的な展開に。数的優位に立った鳥栖が、ほとんどの時間でボールを支配して攻め立てる。
 
 一方の甲府は、新井の退場直後にニウソンを下げて保坂を入れ、さらに橋爪に代えてB・セレスキーを投入。守備的な駒を次々に投入し、割り切って勝点1を狙いに行った。
 
 結局、その後は鳥栖が圧倒的に攻め込むが、引いてブロックを作る甲府の守備を崩せず。エース豊田は不発に終わり、1-1のドローで試合は終了した。
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