「結果を出さないと危ない」「刺激でしかない」三笘薫、“ライバル”中村敬斗の活躍に危機感。6戦6発に「本当に素晴らしいし、僕にはできない」【アジア杯】

2024年01月16日 江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

「本当に見習わないといけないな」

ついに部分的に全体練習に加わった三笘。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 森保ジャパンは1月14日に行なわれたアジアカップのグループステージ第1節で、ベトナムと対戦。4-2で白星発進を果たした。

 この試合で、2-2で迎えた前半アディショナルタイムにファインゴールを叩き込んだ中村敬斗は、これで6戦6発。左足首の怪我からの復帰を目ざしている三笘薫が不在の左サイドでまたしても異彩を放った。

 16日の練習後の取材で、"ライバル"となるその中村について質問を受けた三笘は、「本当に素晴らしいですし、1試合1点以上決めてるというのは、僕にはできないことなんで、本当に見習わないといけないなと思っています」とコメントした。

「特徴も違うので、うまく使い分けながら、監督がどちらも選べるように、もちろん自分もアピールしないといけないなと思ってますね」

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 また、「下から(追い上げて)来るのはどういう心境か?」と質問を受けると、こう回答している。

「いや本当に刺激でしかないです。僕は自分がファーストチョイスだと思ってるわけではなくて、毎回のコンディションで結果を出す人が次も出られると思ってるんで、そういった面では今は結果を出してる以上、僕も試合に出たときに結果を出さないと全然危ないなと思っていますね」

 三笘が復帰すれば、伊東純也と堂安律の右サイド、久保建英と南野拓実のトップ下と共に左サイドもハイレベルな使い分けが可能となる。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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